一番大切なもの。入院その1.
私が入院したときの話です。
私が入院した病院は住んでいるところから車で2時間半かかる
遠いところでした。
一日でも早く退院したいので
入院した当日に即、手術してもらうことに。
手術前ということで、前日の夜7時以降から食べ物を
口にしてはならず、
当日は水分も取ってはいけませんでした。
※
さて、病院に着いて寝衣に着替えると看護士さんがやってきて、
病棟の案内や、手術前の準備についての説明を
丁寧にしてくれました。
私が今、聞きたくてしょうがないこと・・・・。
最大の関心事なんです、看護士さん。
看護士さんが去っていくなり
「これから手術を受けようとしているところなんだぞっ?
今なんで食事の話がでてくるんだ?!」
と、ダンナが何故だか怒り気味に言っていました。
手術直前だからこそ、気になっていることを解決しておかないと。
わかってないんだから、まったく。
※
そして、無事に手術は終わったのですが。
その夜は空腹と口渇で眠れませんでした。
うつらうつらし始めると、
マッチ売りの少女がマッチを擦ったときのように
おいしそうな冷え冷えのビールやマグカップに注がれたミルク、
具沢山の鍋の夢が現れるのです
・・・私に食料と水を・・・・・。
虚しい夜を過ごし、翌朝先生に
水をゆっくり飲んでみるようにいわれ
むせないかチェックしました。
甲状腺の手術後は、
一時的にゴクンと飲み込むことができなくなることが起こりやすいそうなのです。
ドキドキしながら水を含みましたが、何事も無く飲むことができ
まずは第一関門、クリアです。
その後、再び先生と婦長さんが回診にやってきました。
猛烈アピール。
アピールが功を奏したのか
めでたくその日の昼から食事開始となりました。
あ。あのときの看護士さんだ。
きっと、私の看護計画表の備考欄に書かれていたんじゃないかなあ。
「食い意地が張っている」と。