駄菓子屋ヒラタ。
家のすぐ近くにはヒラタという
昔ながらの小さな駄菓子屋さんがあります。
古くて狭い店内には子供がお小遣いで買えるような
駄菓子や文房具がいっぱい置かれていて
子供たちは、ちょっと大人気分で
自分のお気に入りのお菓子を買い物かごに
入れていくのです。
また、そこのおばちゃんがいい人で
自分のおやつのミルキーやオロナミンCを
おまけに入れてくれたりすることもあり
ミナにとってヒラタは大好きな場所なのです。
さてさて
ある日の朝のこと。
リビングに新聞紙の切れ端が落ちていたので
私はその紙切れを手に取り
ゴミ箱に入れようとしたら
ダンナに止められました。
それはミナが前の晩に新聞紙で作った
『プレミアムなお札』だったのです。
この一枚の紙切れに込められた
ミナのささやかな野望。





