「where i'm calling from」
はレイモンド・カーヴァーの短編のタイトル。
日本語訳は、「僕が電話をかけている場所」。
カーヴァーのタイトルはたいてい変わってるけど、これも変わってる。
でも英語タイトルの響きがかっこいいなーと思ってて。
この話はアル中で専門の病院かなんかにいる
自堕落な主人公が妻に電話をかける話。
多分、助けを求めて。
アル中で、自分が何だかよくわからなくなって、
どこにいるのかもよくわからなくなって。(精神的な意味で。)
確かなものへとつながるもの、それが電話だったんじゃ。
彼が救われるかどうかは別として。
今思ったんだけど村上春樹のノルウェイの森のラストも
ワタナベくんが緑に電話してたような気がする。確か
「ぼくはどこでもない場所の中心から緑を呼び続けていた」(うろ覚え。)
みたいな。
かっこいーな村上春樹も。
でも酷似だ。村上春樹がカーヴァー訳してるからまぁありなのかな。
で、私もそんなふうに感じることがあるなーと。思って。
そんなかんじで
私はどこだかわからない、いろんなところから、
いろんなものをちょっとずつ
呼んでいこうと思ったのです。
つまり何でもいいから、感じたことを書くっていう。
普通のね。