
家の古い壊れたタンスの処分に合わせて息子が使っていた学習机とベッドを処分した。
部屋からは中学時代に使っていた弓道の弓矢、高校時代のテニスラケット、何故か小銭を丁寧に紙で巻いたお金が出てきた。
懐かしいな。中高の頃よく試合会場まで送迎したな。
思い出して涙が滲んだ。
息子が亡くなり来月で一年が経つ。
がらんとなった部屋を見て、まざまざと息子がこの世にいないことを思い知らされる。
辛いね。
でも置いてあっても苦しい。毎日見るのが辛かった。
息子よ、ごめんね。今日、机とベッドを片付けたよ。
備品はなくなったけど、この家はいつまでも息子が安心してくつろげる家だよ。
だから安心してね。
でもやっぱりがらんどうになった部屋を見るのはたまらなく悲しい。
でもこれは自分自身の執着を解くための浄化なのかな。
そう自分に言い聞かせて手放した。
でも、これからも決して忘れることなんかないからね。