今日も関東は肌寒い一日でした
どういうわけか、朝起きた時からず~っと、エセル・マーマンの歌う「I Get A Kick Out Of You」という、久しく忘れていた曲が頭の中で鳴っています。古い録音の、ペタッとした歌声で、レコードのプチプチいう雑音まで一緒に。
誰かが歌っているのを耳にしたり、譜面を見たり、タイトルを見たりすると、しばらくメロディーが頭から消えないことはよくありますが、この曲に関しては、何も見てないし聴いてないんだけど。密かに夢で出てきたのかしら
「I Get A KIck Out Of You」は、「君にこそ心ときめく」という素敵な邦題がついておりまして、フランク・シナトラの歌が有名でしょうか。エラも歌っていますね。
もとはミュージカル「Anything Goes」の中の曲です。作詞作曲コール・ポーター。1934年の初演時に、主人公の歌姫役を演じて、この歌を歌ったのがエセル・マーマンでした
もちろん、私はその初演を見たわけではなく、後で録音されたものを聴いたのですが。
ちなみに、このミュージカル「Anything Goes」からは、タイトル・ナンバー「Anything Goes」、「I Get A Kick Out Of You」のほかにも、「It's Delovely」、「All Through The Night」、そしてデュエットで歌うと楽しい「You're The Top」が、スタンダードナンバーとして時々取り上げられています。
タイトル・ナンバー「Anything Goes」は、私と同じ世代の方なら、映画「インディ・ジョーンズ~魔宮の伝説」で知ってるかも オープニング、上海のナイト・クラブのシーンで中国語で歌われます。
ミュージカルの内容は、ドタバタ恋愛コメディーで、ニューヨークから出航する豪華客船の中で、乗船者たちの想いの迷走、錯綜、そして最後にはちょっと意外なカップル誕生 まさにAnything Goes!なんでもありなストーリー。内容はともかく、音楽とダンスとノリの愉しい、これぞミュージカル!なミュージカルです。日本でも、宮本亜門さん演出・振り付け、大地真央さん主演以来、何度か再演されていますね
これは、むか~し買ったミュージカルのサントラ。レコードです
左は、1987~88年のブロードウェイ、リンカーン・センター・シアター版。買った時は最新版でした(笑)
右の赤いのは、1962年にオルフェウム劇場で上演された際のもの。所謂オフ・ブロードウェイです。これが、もう大のお気に入りで タップの音も入っていて、聴くだけで舞台の熱気が伝わってきます!興奮します!!私を、ジャズの世界に引きずり込んだ原因の一つ
いろいろ懐かしいことを思い出し、歌詞はとっくに諳んじているし、歌おうかな 「I Get A Kick Out Of You」。心ときめいた時が、やる時よね
◆◆◆今後のライブ予定◆◆◆
2019年
◆7月12日(金) 関内『よいどれ伯爵』 19:30~ MC 3000円
Pf.藤野聡 B.小高正志 Vo.馬淵聡子
◆8月22日(木) 銀座『シグナス』 Duo Live 19:30~ MC 2500円
Pf.藤野聡 Vo.馬淵聡子
◆9月27日(金) 関内『よいどれ伯爵』 19:30~ MC 3000円
Pf.藤野聡 B.小高正志 Vo.馬淵聡子
◆10月5日(土) 原宿『アコ・スタディオ』
※詳細決まり次第お知らせいたします
こちらも見てね→ショコラ・プラスのホームページ