申込みしてからずっと楽しみにしていた、漆について知る講座
「ウルシスト講座」 に参加してまいりました
金継ぎを始めたことで、漆に興味を持ったものの、身のまわりにある漆器を見てみると「ウレタン塗装」だったり「合成樹脂」だったり。
漆じゃなくても漆器??
プラスチックに漆塗り??
何の表示もないこれは何??
と、あまりの多様さといいますか、アバウトさに困惑してしまったのが受講のきっかけでした。
○○塗りの特徴とか、蒔絵や沈金の技法やらという話は、ネットや本で調べればその理屈くらいは知ることができますが、
「漆器」の現状について総合的に教えてくれるところは、なかなかありません。
私にとっては、まさにピッタリ
絶妙なタイミングで出会った講座なのでした。
さて。
教えてくださるのは、自らウルシストを名乗るカッコいい加藤千晶先生
まずは「感じる」ということで、漆器を使ってお食事をいただきました。
漆の器は口当たり柔らかく、手にもしっとりなじんで、さらに漆についてお話を聞きながらの、漆好きにとってはまさに至福の時間です
器はもちろん、お箸やスプーンもすべて漆器です。
ただ一つだけ、樹脂製で漆を使ってないものが。わかりますか?
(あ、でも…今後受講する方がいるかもしれないので、答えは内緒です イジワル~ぃ!!)
ほかにもいくつかの「漆器」を漆を使っているものと、いないものに分けてみましたが。。
樹脂製なのにうっすら木目を付けて塗ってあったり、やはり漆器の見極めは難しい
「確認するために割ってみました~」と千晶先生。
ええっ!割っちゃったんですかっ?
お椀が真二つって、ちょっと衝撃的
金継ぎで見事な「割り芸」もたびたび目にしますが、漆器では初めて見ました。
でも確かに素材を確かめるには一番早いかも!
…もちろん高価な物だったら取り返しがつきませんが
その他、全国の主な漆工芸品や、普段の漆器の使い方、国産漆の現状など
興味深い話を沢山うかがいました。
実際に手に取って、感触や細かい細工を確認できるのも嬉しい
縄文時代から続くという日本の漆の歴史。
産業としても、そして今までに培った様々な技術も、廃れてしまってはもったいないと強く思います。
漆に触れて、学んで、語り合って、その魅力を再確認できました。
もっともっとウルシにかぶれたいと思います
今回のウルシスト講座で学んだことを生かして、ビビッとくる my漆器を探そうと決意したのでした。
ウルシスト講座に興味のある方は こちら をご覧くださいね。楽しいですよ~
◆◆◆今後のライブ予定◆◆◆
2019年
2月6日(水) 銀座『シグナス』 Duo Live (Piano & Vocal)
3月29日(金) 関内『よいどれ伯爵』
4月3日(水) 銀座『シグナス』
6月2日(日) 浦和『スタジオ・プラネット』 日曜午後のサロンコンサート♪
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