音楽に接していると
音楽って数学だな、、、と感じることが時々あります。
単純に拍子をとるのだって、ひたすら数えているわけですし。
それを3で割ったり4で割ったりして様々なリズムを拵えているわけで。
譜面を書いていて、複雑な音符の拍数とその小節の拍数がちゃんと合うと、まるで数独がぴた~っと解けた時のようにスッキリします
…というくらいなら算数程度の知識で済みますが。
音が周波数であることから、周波数と音の高さの関係、調律や共鳴、倍音などなど、その仕組みを説明しようとすればバリバリ数学が出てきます。
実際かつてギリシャでは、音楽は数学に含まれていたとか。。。
理系でない私は、理解しているつもりでも話が複雑になってくると ついて行かれなくなります
一方。
金継ぎを始めて感じたこと。
美術は科学…化学とか生物学とか、自然科学ですかね。
染色の話を聞く機会があったので、特にそう思いました。
硫化させたり、汚れを取り除いたりする作業は化学実験そのもの。
そういえば昔、勤めていた額縁工房にも実験室のような一角がありました。
色の作り方から、実際の発色、時間とともに変化していく様子など、「もっと化学の知識があれば面白いのに…」と思う場面が度々あります。
ある一つの色や、美の法則など突き詰めていったら、レオナルド・ダ・ビンチのように天文学や解剖学まで知らなければ解明できない…なんてことになりそう。
若かりし頃逃げ回っていた数学や理科が、芸術とこんなに深い関係とは。
知っていればもっと勉強も楽しかっただろうに
…音と数学の関係については、父がよく言っていた気がする。。。
私が聞いていなかったのね
全く気に入ってなかったお皿。
思いきりよく割れたので金繕いの練習に継いだら、いい感じに
これから割れた線に金粉を蒔いて仕上げます。