先日、金曜日には赤坂へ出かけました。

その名もずばり「金曜赤坂座」キラキラ

「間近に日本舞踊を楽しむ、金曜の夜」の副題の通り、小さなホール『黛アートサロン』にて日本舞踊を見ることができます。

年に7回ほど公演を行い、今年でもう5年目になるそうです。

 

仕事帰りの人にも気軽に寄ってもらえるようにと、19時開演、休憩なしで1時間半ほど、サクッと終了します。

 

もちろん音は録音ですし、所作台がないため足拍子の音がなんとも足に悪そうむかっ…なのですが、踊り手の皆さんはさすがプロ!いつも見ごたえのある踊りを披露してくださいます。

本当に目の前で踊るので、お座敷で見る踊りの楽しさってこんな感じかしら…と思ったりしますドキドキ

 

ナビゲーターと称して進行役を務める葛西聖司さんの解説がわかりやすくて面白く、また踊り手の流派はいろいろで、時には創作もあり、皆さん衣装であるお着物の柄や模様に工夫を凝らしており、本当に多くの点で勉強になります。

 

 

この日は、長唄「菊慈童」「供奴」と、珍しい二人立ちの「島の千歳」。

 

 

お能でも有名な「菊慈童」(または「枕慈童」)。

舞踊でも、お能と同じく不思議時空間物語。700年も生きちゃった子供です!! 

演ずるには難しすぎる設定ですねあせる

 

これを踊ったのがわが師匠ビックリマーク

 

舞台は狭いし、すぐ近くまで観客に囲まれて難しそう!…と思いましたが、全くの杞憂でございました。

逆にこちらが山での慈童の日々を垣間見ているような気分になり、可愛らしくも人間を超えた存在になっている慈童に惹きこまれました。

すばらしいですっ、師匠拍手

 

締めていた帯は、七五三用のを仕立て直したとのことで、子供らしさと華やかさでバッチリ花を添えていました。

 

 

そしてひょうきんな「供奴」。これは面白いですね~爆  笑

後のインタビューで「年寄りだから同情の拍手よ~」と、花柳奈千穂先生はおっしゃっておりましたが、とんでもないです!

威勢よく、ひょうひょうと楽しさ満載の踊りでした。憧れます。

 

実はこの「供奴」、私は途中まで教わって中断してるのですが、今回拝見して最後までちゃんと教わろう!!と決意いたしました真顔キラキラ

 

ちなみにこの奴さん、襦袢の柄まで凝っていて、チラ見せのお洒落とはこういうものかと感心いたしました。

 

 

そして「島の千歳」。お二人で踊るのは初めて見ました。

このお二人の絡み方が面白く…葛西さんが解説でもおっしゃっていましたが、演技で二人がやりとりする場面は一切なく、それぞれ視線も合わせず楚々として踊ってらっしゃるのですが、息はぴったり、位置もぴったりポーン すごいです!

 

 

集中力が切れることもなく、真剣に見ていたらあっという間に終わりました目

 

 

というわけで…

 

お仕事帰りにサクッと日本舞踊公演、いかがでしょう!?

次回は来年3月9日。吉原がテーマのようですよウインク