先日、日舞の稽古でへろへろになりながらも

 

銀座へ回って歌舞伎座へ。

得意の一幕見です!

 

拝見したのは

「盛綱陣屋」と

 

実はこちらが本命

「芝翫奴」。

 

2代目中村芝翫さんが踊ったことから

「芝翫奴」と言いますが

一般には「供奴」とも呼ばれる、まさにこの踊りを

今習っているのですチョキ

 

今回踊るのは8代目芝翫さんではなく息子たちですが、

これは見ておかなくては!!…というわけです。

 

夜ということもあって幕見席はガラガラ。。

 

でも私は定位置、上手端一番後ろの隅っこ!!

舞台から一番遠い端っこです。

 

こんなに空いてるのに壁にへばりついてなくても…とも思いましたが

 

始まってみたら、この席で正解!

 

「芝翫奴」の初めのくだりは

ずっと花道で踊っておりました。

私の習った部分なんて、あっという間!

ほんの出だしですあせる

 

そう、幕見席で花道が一番見えるのは上手端なのですよ。

前列でもいいのですが、手すりが邪魔で

舞台が見にくい難点があります。

 

 

ところで、この日

顔見世大歌舞伎であり、襲名披露公演でもあり

しきりに大向こうさんの掛声がかかってましたが…

 

…なんか、タイミングが悪すぎて

 

興ざめ。。。

 

盛綱陣屋の度々あるキメのだいぶ前から

声が飛び交って、騒ぎすぎ。。

2階席あたりから女性の声もしました。

別に女性でもいいじゃないか、とも思いますが

甲高い女性の声が聞こえた途端

大衆演劇感がアップアップアップ

 

いやまあ、歌舞伎も恭しく観るより

大衆演劇でいいとも思うのですが。

 

芝翫奴の最初にも一声セリフがあるのですが

見事にかぶって聞こえませんでした。

 

もっと切れ良くかけてくれ~~~ムキー

私も叫びたくなったのでした。