20日、21日と、国立劇場にて日本舞踊協会の公演がありました。

 

私は師匠が出演する関係で、21日の夜の部に行ってまいりました。

 

「現代を代表する一流舞踊家による日本舞踊公演」

と名付けているとおり、流派を超えて、錚々たる舞踊家の皆様が出演します。

演目も、さまざまなタイプのものを組んでおり、なかなか見ごたえがあります。

 

日本舞踊は観たことがない、という方も多いと思います。

自分、もしくは周りで踊っている方がいなければ、わざわざチケットを取って観に行くこともないのではないでしょうか。

実際、いつも客席ではあっちもこっちも挨拶シラー

出演者のお弟子さん、ご家族、ご友人がほとんどなのです。

 

今回は私も出演者の弟子ですから、ご挨拶、ご挨拶。。。

 

とはいえ、この「日本舞踊協会公演」は出演者も一流。

さすがに満席・・・どころかチケットが足りない状況だったようです。うらやましい汗

 

というと賑わっているようですが、、、

大きな声では言えませんが、、、

 

年齢層が・・・高いあせる

 

若い方もいるのですが、やはりご自身踊ってらっしゃる方がほとんどでしょう。

 

同じ日本の芸能でも、能や歌舞伎は初鑑賞らしい若い方を見かけますが、日本舞踊では「観に来てみました~」という感じの方には、ほとんど出会いません。

そして習い事としても、バレエを習う子供の方が多いと思います。

日本舞踊ってどうなっちゃうんだろう、、、と心配になります。

ええ、わかっております。余計なお世話で、私はジャズ界の心配をした方がいいのですが(笑)

 

日本舞踊は日本人だから見ればわかる!というほど単純なものでもなく、かといって知識がなければ良さがわからない、という難しいものでもありません。・・・ジャズもそうですが。

 

ダンスの一種ですから、感覚的に美しい!すごい!という感動の仕方でいいのです。・・・はい、音楽も同じです。

 

もっともっと多くの人に気軽に観てほしいと思います。

 

 

もし、初めて観るなら。

 

この日本舞踊協会の公演はオススメです。

出演者は所謂「プロ」ばかりで、一門の会(もちろん、すばらしい会もあります!)やおさらい会、発表会とは見せ方が違います。

演目も、しっとりとした一人踊り、滑稽なもの、歌舞伎絵巻から現代作品まで、きっとどれかは良かったな、と思えることでしょう。

 

ほんとにジャズも同じ。たぶんクラシック音楽も。琴、三味線などの邦楽も。

観光スポットになりつつある歌舞伎はともかく、能や狂言、文楽、寄席・・・。

現代美術もそうかもしれませんね。

 

ものすごい芸術が、街の中にゴロゴロキラキラた~くさんあるのです!

 

といわけで、これからも果敢にいろいろ観て歩こうと思いますにひひ

 

国立劇場へ行ったついでに、来月の能のチケットをgetグーいたしました。

楽しみですラブラブ