「私は森羅万象博士の妹、森羅美月が今回の出来事に多いに関係しているのではと考えている。


霊感が強く、大人気漫画ミケの作者、、、その兄がオカルト研究者でカルト教団に入団。


全てがおかしなくらいに関係性を築いている。


もしこれらの事柄が全て関連しているとしたならば、それはおそらく、、」


「森羅美月とのコンタクトを試みる!」


「はい!」
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「大佐ここです。」


ここは埼玉県の住宅街からほどよく距離を置いた、場所にある築40年ほどの一戸建てだ。


「猫組の調査によれば、両親は不在で家には森羅美月一人のようですね。」


「よし、突入する。」

ピンポーン!


「ごめんください!宅配便です!」

「はーい!」

 

ガチャッ


「えっと、あなたたちは?」


「私たちは怪しい者ではありません。」


「そうですか、、それで、今日は何のご用件ですか?」

 

「実は私たちの宗教に入ってほしいと思いまして、勧誘に来た次第です。」


「宗教ですか?」


「はい、そうです。」


「それって、最近流行りのアレですか?」


「はい、そうです!」


「あの、お断りします。」


「なぜですか!?」


「だって、胡散臭いじゃないですか。」


「いや、そういうわけではなくて、」


「じゃあどういうことですか?」


「いや、だから、」


「美月さん、本当のことを言いましょう。私たちはプレアデスという星からこの地球を調査しに来ました。」


「そこであなたのお兄さんの森羅万象博士が人類の進化のために欠かせない人材であると判明しました。」


「しかし、森羅万象博士はあのカルト教団に入ってしまって接触が困難となってしまい、妹さんであるあなたに事情を尋ねに来たというわけです。」


「宇宙人?プレアデス?」


「きゃああ!やっぱり本当にいたのねプレアデス人!そして私に会いに来た!感激ーーー!!」


「えっ?」


「ああ、ついにこの時が来たわ!私のもとにやって来た!運命の王子様!いや、違うかな?でも、それでもいいの!きっとこの人は私を助けてくれるはず!そうだよね?」


「いや、ちょっと待ってください。」


「ねえ、早く私を連れて行って!そこのUFOで!」


「いや、だから話をきいて、」


「はやくはやくはやくはやくはやくはやくはやく!」


「あっ、ちょっと!」


「はぁ、、まったく話を聞いてくれませんね。」


「高橋、あれを使いなさい鎮静ビームを」

 

「はい!わかりました!」


(ポチッ!)
ピカーーン!
(プスッ)
シューッ
シュワーッ


「はっ!私は何を、、」


「落ち着きましたか?」


「はい、なんとか、、」


「ではもう一度聞きますが、我々に協力してもらえますか?」


「分かりました、警察よりあなたたちが信用できそうね。」


「それはよかった。」


「私は以前、兄の研究ノートを読んだことがあるんです。そこには宇宙への行き方とか色んなことが書いてあって、その中に"宇宙人が人間を支配している"というページがあったのです。」


「ほう、それは興味深い。(私たちがその宇宙人だが?)」


「私は昔から幽霊や妖怪が見えてたので、もしかすると宇宙人が地球に来ているんじゃないかって思ってたんですけど、まさか本当にいるなんて、、」


「うむ、君のお兄さんはこの世界の真実を追求していたわけだ、そして君も三毛猫ミケとして漫画を描いている、やはり君もお兄さんの研究に賛同して行動していたというわけか。」


「はい、その通りです。」


「なるほど、理解した。では我々の仲間になってもらえるかな?」


「もちろんです。」


「ありがとうございます。」


「これで、博士を助けることができます。」


「うむ、では早速だが森羅博士の救出作戦を説明する」


「ちょっと待ってください。」


「何か問題でも?」


「兄は、自分の意志で教団に入りました。」


「ということは?」


「実は私は教団に命を狙われています。」


「なんと!そうなのか。」


「兄は、私の命を狙う首謀者の情報を探るため教団に潜入したのです。」


「そうか、では我々も協力しよう。」


「本当ですか?」


「はい、我々は宇宙人ですから、人間の法には縛られませんからね。」


「それに、森羅博士は我々にとっても必要な人物ですからね。」


「ありがとうございます!」


「ところで、君が命を狙われるのに心当たりがあるのかね。」


「はい、これはあくまで私の推測なのですが、おそらく彼らはニャルラトホテプ星人ではないかと。」


「なに?そのニャルラトホテプとはいったい何なのだ?」


「高橋、聞いたことがあるか?」


「ニャルラトホテプというのはクトゥルフ神話に登場する架空の宇宙人で、邪神の王と呼ばれるほどの強大な力を持っています。その力を恐れた人間は彼らに生贄を差し出すことによって彼らの怒りを回避しようとしました。実は私の漫画”ミケ”ではニャルラトホテプ星人の崇拝する女神ニャル子を諸悪の根源と表現し、抹殺する描写が描かれています。」


「つまり、そのニャルラトホテプ星人はあなたの書いた漫画で殺された女神ニャル子の仕返しをしたいと考えている。」


「はい、おそらくそうかと。」


「それでお兄さんとは連絡が取れるのかね?」


「はい、十チャンネルの掲示板でやり取りをしています。これです。」


「虎ネコより三毛猫へ、敵のアジトに潜入成功なり!追ってまた連絡する。」


「なるほど、これなら安心だな。彼のメッセージをモニタリングしていこう、救出はそれからだ。」


「わかりました大佐」


「とりあえず今のところは敵のアジトを把握しておきたい、美月さん情報は有りますか?」


「はい、兄からは池袋1丁目キリン堂薬局跡地のビルに向かうと連絡がありました、おそらくその場所ではと思います。」


「大佐、猫組からの情報です。美月さんの情報と同じく、キリン堂薬局跡地ビルに入っていく森羅万象博士の目撃情報がありました。」


「そうか、ではそこで間違いなさそうだな、猫組には引き続き監視を続けるよう伝えてくれ。」


「はい、分かりました。」


「では、美月さん我々は一旦ここで本部に帰って作戦を立てようと思う、何か進捗があればこちらの電話にいつでも連絡してください。ご協力に感謝する。」


「ありがとうございました、それでは失礼します。」

 

ーーー


「高橋、気になることがあるのだが。」


「何でしょう大佐。」


「私はあの子を森羅美月を知っている気がするのだが、、、以前にどこかで会ったことがあるような、、」


「もしかして、大佐が調査した秋葉原にいたのかもしれませんね。」


「うん、、、なるほどそうかもしれないな。」


「大佐、この後先日話をしたマックにお連れします。」


「おお、マックか興味深い。では行こう。」

佐藤と高橋は大宮駅西口のマックへと入っていった。


「これがマックか。」


「はい、注文の仕方は私がやりますね。」


「ああ、よろしく頼む。」
ーーー
「はい、お待たせしました。」


「ありがとう。」


「うむ、これはプレアデスの食事と構造が似ているな、一つに栄養素を纏めているわけだ。」


「しかし地球の食べ物は効率が悪いな、例えばこの何層にも分けて作る工程は無駄が多すぎる。」


「大佐、私も初めは同じ感想でしたが地球人はあえて工程を複雑化しているのです。」


「どういうことだ?」


「彼らは複雑化することで付加価値を付け、そして作業を分配することによって平等に利益を分配するという仕組みを作っているのです。」


「なるほど、この一つのバーガーでより多くの人々に利益を循環させるということか、興味深い。」


「ではいただきましょう。」


ガブリ


「うまい!」


「美味しいですね。」


「この濃厚な味、香ばしさ、口の中で弾ける食感。まさに天上の食べ物だ!」


「はい、このハンバーガーは肉厚なパティとチーズのハーモニーが素晴らしいですね。」


「はい、お次はポテトです。」


「ほぉ、これは。」


「塩加減が絶妙ですね。」


「うむ、このジャンク感あふれる味付けは癖になりそうだ。」


「はい、次はこれです。」


「うむ。」


「これは、これは。」


「甘いですね。」


「うむ、この甘味はクセになるな。」


「はい、このドリンクはどうでしょうか?」


「うむ。」


「はい、これも甘くておいしいです。」


「うむ、この飲み物は格別だ。」


「はい、このセットはお得でおすすめです。」


「ふぅ、食った食った。」


「はい、満腹です。」


「しかし、食事をするということが中々のイベントだなこれだけ時間をつかってしまう。」


「はい、食事というものは宇宙共通で重要なイベントとして考えられています。」


「うむ、なるほどな。」


「それでは本部に帰還し作戦会議としようか。」


「分かりました。」


そして二人は本部として使っている事務所に帰った。


本部の入り口に人影があった、美月だった。


「あっ、おそーい!二人とも何やっていたの?」


「君こそ、そこで何をやっているのだ。」


「私決めたの!今日からあなたたちと一緒に行動する!!」


「なんと!?」「えっ?」


「だって、兄を助けるためには戦力が必要でしょ?」


「まあ確かにそうだけど、君は大丈夫なのか?」


「もちろんよ!それにあなたたちのことは信用できると思ったの!」


「なぜそう思うんだ?」


「それはね、あなたたちが宇宙人だから!」


「私だってだてにオカルト研究科の妹をやっていないわよ。」


「高橋、どう思う?」


「ここまで来たからには仕方ないですね、あの子も私たちが宇宙人であることすんなり受け止めていますし。」


「うむ、ご両親は知ってるのかね?」


「あ、うん、もちろん大賛成よ!」

こうして美月が新しく仲間に加わった。

調査8日目、プレアデス評議会宛て「地球で起きている闇を調査中、中々に根が深い模様。重要人物の監視を続けつつ作戦を練る。追記マックはプレアデスに相性が良いと思われる、検討の価値あり。」