友人である彼は、ある女性と共依存の関係にあった。彼女は、死にたい願望があって、生きることに疲れていた。
影響を受けていた彼も、生きることに絶望していた。
彼は、本当は幸せになりたくて、もがいていただけだったから…何とか解消させた。
でも、五年後、彼女は、また彼の前に現れた。
せっかく穏やかに生きることを楽しみ始めた人のに…共依存は、確かに楽で居心地がいい。
精神的な自立もないし、誰に迷惑もかからない。
だけど、昔のようにもがき苦しむ彼を見たくなくて、一生懸命彼に目を覚ますように伝えた。どんな手を使っても、例え恨まれても…
でも、やっぱり無駄なことだったみたい。
彼は、言った。
彼女は、あなたみたく強くない。幸せじゃない。彼女に一度ぐらい幸せを感じてほしいって。
私は、彼に自分の弱さも色々ある人生も語っていたから、物凄いショックだったよ。
私の人生は、彼女の何倍も辛いことがあったから。
這いつくばって生きてる私に、それでも、希望を捨てずに頑張る私に、彼の言葉は、ナイフのように心に深く深く刺さった。
もう、彼を救うのは無理だ…そう、悟った瞬間だった。
彼は、彼女に看過されて、また死にたい、生きることに意味がないって、絶望になるんだろうな。
それを目の当たりで見るのは、もうごめんだ。
どれだけ私が彼を心配しようとも、彼は、共依存の道を選んだ。
私の知ってる彼は…死んだ。
もう、心配するのは、やめにしよう。
それが、彼の選んだ道だから。不幸の塊の彼女を受け入れ、その先に彼らの絶望があるとわかっているけど、彼らが選んだのだから…
それでも、心配する自分のがいることに…少しウンザリしている。