内診で、ある意味精根尽き果てた状態になりながら診察室へ戻るとK医師が待っていた。

先ほどよりはやや硬い表情なのが気にかかる。

(何か悪い診断だろうか?しょぼん

不安に苛まれながらK医師の前に腰掛けた。


「えっとね」

K医師は少し考えながら話し始めた。

「一応、内診で見れる範囲は診させてもらいました」

(診れたんだ、アレでえっ

少し驚きながらも、診断をK医師の診断に神経を集中させる。


K医師による診断は以下の通りだった。


・内診では特に問題のある箇所は見つからない

・しかしながら、本人も自覚している通り出血量が以上に多いので、このまま止血処置だけでは不安

・内診では分からない病変を確認するため、CTとMRIの検査をしたい

・また、出血量から貧血になっている可能性が有るため、今すぐ採血したい

・CTとMRIはスグには無理なので予約になる

・現在の出血に関しては、取り急ぎ止血剤を服用することで様子を見る


結局、期待していた結論は出ないまま、CTは1週間後、MRIは2週間後にそれぞれ予約を入れ、この日は採血だけして帰ることに。

ちなみに、採血をした時点で看護婦さんに「あら~、これなら貧血はなさそうね」と言われたほど、この時の私の血液は濃かった。にひひ

とりあえず貧血などの差し迫った症状はない(↑による判断)ものの、原因が特定できない不安を抱えたまま、2つの検査が終わるまで過ごす事になってしまった。