休職 | 晩酌かあさん ちょっくらドバイってまいります

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2016年より夫の赴任帯同で、2人の娘とアラブ首長国連邦(UAE)のドバイで駐妻生活中。 ドバイの暮らしや観光についてブログに綴っております。なかなか晩酌できない国で奮闘中☆

先日、金曜日の勤務を最後に休職に入りました。

旦那さんのドバイ赴任3年の内示があったのが、11月末。
でも正式な辞令は4月の赴任直前まで下りず、途中で取り消しになることもしばしば…なので
確定するまではあまり人に話さないようにと言われました。

幼い子どもたちのことを思えば、3年も家族が離ればなれになるのは好ましくない。
記憶に残るか微妙な年齢ではありますが、海外経験はきっと何らかの糧になるはず。
自分としても、アラビアは憧れのある場所だし、行ってみたい…。

そんなわけで、単身赴任してもらう、という選択肢はあまりありませんでした。

旦那さんの会社で、帯同する奥さん向けの説明会があったのですが、そこでも言われましたよ。

海外で日本人が死ぬ一番の原因は心臓麻痺と脳卒中
亡くなるのは3、40代の男性が圧倒的に多い。
明らかに海外生活のストレス→飲みすぎ、不摂生が原因です。
でもこの死亡率、単身赴任と家族帯同の場合とで歴然とした差が出るそうです。
つまり、家族が同行すると旦那さんの死ぬ確率が下がる、というわけです。
うちの旦那さんは家族がいてもいなくても飲みすぎな気がするけど…(;^_^A

まあそんなわけで、家族みんなで行こうとは決めたのですが、
問題は私のキャリア…。仕事は好きで辞めたくない。
けれど、何かを選ぶためには、何かを諦めなければいけないこともある、と思い、
すっかり辞めるつもりで、年明けすぐに上司に相談しました。
向こうでしばらくは家族のサポートに努め、落ち着いたら現地採用の仕事でも探そうかな、と…。

そうしたら…

「他社勤務の配偶者の海外赴任の場合でも、3年以内なら休職して同行できる制度があるよ」と。

なんと!(;゜0゜)

ちょうど下の子が育休中にできた制度でした。

か、神様ありがとう、
そしてなんといい会社なんだ~*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

というわけで、無事休職できることになったのです。

赴任期間は3年の予定ですが、伸縮の可能性もあり、
ドバイから別の国へ異同命令が出ることもあります。
制度が使えるのは在職中一度きりで、3年を超えたら退職になりますが、
上司たちが「使えるものは使っておきなさい」と言ってくれました。
ありがたい…°°・(>_<)・°°・。

仕事で関わった方々に挨拶まわりしていると、
偶然でしたが生のデーツを頂いたり、
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甘くないリンゴ…みたいな味でした。

子どもたちに絵本をいただいたりもしました。
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「手ぶくろを買いに」や「ごんぎつね」で有名な新美南吉の絵本です。
愛知県半田市出身の南吉の幼年童話は、素朴で温かく、どこか切なくて可愛らしい。
自然の捉え方が日本人らしく(すべてのものに神様が宿る、というような感覚)
宮澤賢治と同時代の作家ですが、私は南吉さんのほうがしっくりきます。
なにより、音読したときの読みやすさが抜群。
読点どおりに読むと歯切れがとてもいいし、
日本語の音の響きの心地よさを感じます。

上の子は赤ちゃんのときから『でんでんむしのかなしみ』が大好き。
いただいた5冊は、早速子どもたちのお気に入りになりました。

私のほうから、職場やお世話になった方々にお渡ししたのは、
レバノンのPatchiのチョコレート。
ドバイでは人気なのですが、日本には未進出です。
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旦那さんの出張ついでに買ってきてもらいました。
グラム売りなので、これを小分けの袋にわけわけ。
ナッツやジャンドゥーヤが入っていて、
味は、懐かしいような、親しみやすいマイルドなチョコです。

職場最後の日は、帰ってくる前提での離職ですが、
挨拶のたびにうるっときたり、かなりおセンチになりました。
時短勤務で、突然の休みも多い私でしたが、
優しく見守ってくれた温かい職場だったので…。

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帰り道、写真では美しさが切り取れなかったけれど、
桜がとてもきれいに咲いていました。

春だなあ…。