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目先の事しか見えなくなる時、なんだか自分勝手な自分が許せなくなる。
でも、五人家族だった私にとって目先の食べ物って、凄い大事で、ほうれん草のピンクの部分やら五等分されたクリスマスケーキにヨーグルト、よく姉弟と取り合った。サバンナに住む肉食動物みたいに戦い奪い合って食事をした。後、両親の愛情。愛はカタチに見えないから見たいと思う。どうすれば一人占め出来るか考えたり、悪ぶったりして、逆に頬ぶたれたりした。
ある日、友達に『エリちゃんって両親に愛されて育ったって顔してるよね(^O^)』って言われて本当に嬉しかった。愛情を一人占めしたいと思った自分が恥ずかしいと初めて思った。

今は今。もしか自分が目先の事ばかりに気がいっててもタマニハいいじゃないか。未来のコントロールを今しなきゃ!って事が人生いっぱいあるのだから。


朝三暮四