沖縄の小浜島で以前一緒に働いていた友人と、
5年ぶりに東京で再会しました。
彼女とはたまたま同じ日に同じ部署の着任で、出身も年齢も経歴も全然違うのにその日から謎のシンパシーを感じていました。
当時は長野で3年程アパレルの仕事をしていて、あまりのブラックさに心身ともに疲弊していた時でした。
契約更新のタイミングで思わず
「辞めます」
って言ってしまって店長にびっくりされたのはいい思い出。
私自身もそんな言葉が自分から出て驚いた。
そんなこんなで無職になったので、以前から憧れていた沖縄で住み込みの仕事をすることに。所謂リゾバです。
彼女とはそこで知り合いました。
高学歴、元教師でバイリンガル。
なんでそんな人がここに?と不思議だったんですが、
お互いの経歴、思想、生き方について話していくうちに、
共感したり、感心したり、
博識で話し上手な彼女の話を聞くのが楽しかったです。
こんな奇妙な生き方もOKなんだ!
リゾバって学生が夏休みとかにするイメージだったんですが、
私のいたホテルは幅広い年齢のあらゆる経歴の人達が集まっていました。
そもそも沖縄の端っこの(沖縄本島より台湾の方がずっと近い日本の端っこ)人口700人程度の信号機もコンビニも一つも無い小さな島。
そんな僻地に自ら来るんですから、個性的な人ばかりでしたね。
小浜島からは私のほうが少し先に出て、その後お互い全国(彼女はオランダに留学も)を飛び回りながら5年が経ちました。
SNSやたまに連絡をとって近況を知ってはいたけど、彼女に会うのはほぼ5年ぶり。
彼女は東京在住で、私は箱根に住み込み中。
4月から都内に部屋を借りようと物件を探していた時に、インスタを見て声を掛けてくれて、彼女の住むシェアハウスにちょうど空きが出来たので見においでと誘ってくれた。
内見をさせてもらって、ダイニングでお茶を飲みながら
ふと。
沖縄で出会って、たまたま彼女は都内に住んでて、私は家を探してて(二人とも東京に住むことは無い!って思ってた)5年ぶりに東京で再会して、これから彼女達と住むかもしれないシェアハウスでお茶を飲みながら桜を眺めてる。
…なにこの状況!
めっちゃ面白い!!
しかも中々好条件で部屋探しに難航していた時に。
この日は東京で桜の開花宣言が出た日だった。
そして春分の日で満月。
よき日によき再会を果たした一日。