手形ではなく
「手刀」を切るということ。。
人の後ろを通ればいいのだが、それほどのスペースがないそんなとき、多くの人は、「失礼します」といいながら「手刀」を切る。
これは、日本独特の習慣らしい。
人間のみならず、動物にもみなテリトリー(縄張り)意識がある。
縄張りに他人が進入してくると不快に思い警戒心を抱き、相手に攻撃を仕掛けるのが常だ。
その範囲は、相手によって異なり親しい人と、見ず知らずの人とでは緊張の度合いも違ってくることになる。
神経質にならざるを得ないことだ。
※なんとすばらしい言葉だろう。
「武士道精神の形見」のように思えてならない。
「てがたな」をきる。
作法「合掌」「柏手」より古いことかもしれない。
まめ知識 「テリトリー(縄張り)」
他人の前を通ることは、
相手を侵害することとなり、
無用な軋轢をさけるため、
相手の緊張を緩めるように配慮する必要がある。
それが、西洋人の場合は、「笑顔」であり、
日本人は「手刀」を切ることとなり、
遠慮がちに振舞うことになるらしい。
その人の「心持ち」「気遣い」「優しい心根」が自ずと「手刀を切らせる」ことではないだろうか。
結局は「お控えなすって」と仁義を切ることになる。
所詮、ヤクザな気性は誰にでもあると思う。
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