メッセージは短くしないと暴動が起きるぞ!

のあのクリスマスフラは毎年大好評!

うちの孫はこういうのが大得意。爺ゆずりか。

他の教会より一足早いキャンドル礼拝。理由はご近所さんが「土曜日がええねえ」というリクエストにお応えして。目的は礼拝ではなく礼拝後のディナーパーティー。牛肉たっぷりのビーフシチューにオードブル、ケーキまでついてタダ!プラス飲み放題!帰りにゃミカン持ち帰り放題!普段は一桁の礼拝出席が40人前後となる。「餌で釣っているのではないか!」とおっしゃる?だってイエスは言いました。「人間をとる猟師になれ」と。だから餌代くらいケチっちゃいけやせんぜ。

 

 

12/14(日) この町で暮らし始めた時に何よりも感動したのは星空がきれいなこと。それは今も変わっていない。今夜は「ふたご座流星群」の極大日。久しぶりに夜空を眺めた。20分ほどで4個の流れ星。どれも結構ゆっくり流れとる。これはしめた!願い事を唱えようと思ったが、やっぱり3回は厳しいな。

 

15(月) 勇み足で引き受けてしまった高校の聖歌隊練習。50人近い参加者たちに今日最初の練習を行なった。しかし練習時間は昼休みの15分程度しかない。「きよしこの夜」以外の2曲「もろびとこぞりて」と「荒野の果てに」は生徒も知らないという。そこからかよ!歌というより静かな念仏やん。先は長い。

 

16(火) 聖歌隊練習2回目。まだまだ念仏状態。思えば初めて聖歌隊の指揮をとったのは僕が高校2年の時やった。小中学生相手に熱心に教え、クリスマスには駅前や病院など、あちこちを訪ねては歌った。今日は何となくメロディーを覚え始めてくれた程度や。心の声「えらいもんに手を出してしもうたわい」

 

17(水) 聖歌隊練習3回目。「お前ら、カラオケに行ってもそんなチッチャイ声で歌うんか!」「授業中の無駄口の方がデカいがな!」。いかんとは思ったがつい声を荒げてしまった。本当はアルトやベースなどのパートに分けて歌わせたかったが諦めた。とにかく練習時間が圧倒的に少ない。目標は脱念仏!南無…

 

18(木) 聖歌隊練習4回目。こんな時に1年生が別用で欠席。これはチャンスかも?上級生のプライドを刺激してやるか。「明日1年生を驚かせてやろう」。すると、昨日までの念仏が授業中の無駄口レベルにアップ。すかさず「その調子や!」と褒める。よし明日は「陰で先生の悪口を言い合うレベル」が目標。

 

19(金) 聖歌隊練習5回目。後は来週本番前の最終リハーサルだけ。「大丈夫やろか」と呟きつつ教職員忘年会へ。心のモヤモヤを吹き飛ばすかのようにビンゴ大会で二番目にビンゴ!勇んで景品をもらいに行くと、どの景品がもらえるかはその場でくじ引き。ジュース6本。二番の意味ないじゃん!大モヤモヤ。

 

20(土) キャンドル礼拝後のディナーパーティーの用意は全てうちの子らがしてくれた。思えばキャンプにしろ、亀の里フェスティバルにせよ、僕の出番はほとんど無い。ま、世間では僕は定年年齢であり、江戸時代なら家督はとっくに子に譲った越後のちりめん問屋の隠居である。のう、助さんや、格さんや。

みかんの実りには「表年(おもてどし)」と「裏年」があって、収穫量が何倍も違ってくる。今年は「表年」に当たるので収穫作業は大変である。この作業のお手伝いをし出してから、もう30年近くなるが、僕が手伝っているのは収穫時だけゆえ、聖書の『ブドウ園の譬え』の季節労働者みたいなものか。報酬は何と言っても「みかん」。おかげでここ何年も買ったことが無い。今まで色んな方々にも助けていただいた。高校の生徒たちにも協力してもらおうと思ったが、送迎、弁当代、みかんの分け前も減りそうなのでやめた。

 

 

12/7(日) 先週から大きなクリスマスツリーが飾られている。これは以前、お向かいの天理教会から頂いたもの。天井には20数個の光る雪ダルマが吊されている。今年は義理の息子が数を増やしてくれた。だが、使用するボタン電池は高いのでキャンドル礼拝の日にしか点せない。来年は電池も買ってくれい。

 

8(月) 期末試験。「聖書は採点が大変でしょうから」と初日の一限目に実施してくれた。その通り。聖書教師は僕一人ゆえ実に大変なんです。その上、毎年みかん収穫作業と重なるので尚更。しかも今年は妻が居ない。思えば去年病み上がりの妻にも収穫作業をさせたな。鬼みたいな夫…否、夫みたいな鬼やった。

 

9(火) みかん収穫作業一回目。青年…かな?年齢から言えば立派な中年やけど僕から見たらまだまだ青年、いや、記憶の中では今でも青少年や。そんな旬が助っ人に来てくれた。実にありがたい。休憩も取らずに黙々と働いてくれる。一方で僕は作業の合間に休憩を取るのではなく休憩の合間に作業をしている。

 

10(水) みかん収穫作業二回目。今日は分区内の教会から女性陣が4人も助っ人に来てくださった。大きな声では言えんが目的は収穫の分け前やろ。みかんの木の合間にチラチラ見える姿が妻に見えてしまう。『会いたい』という歌の♪あれがあなただったら、あなただったなら~♪を思い出す。鬼も目にも涙か。

 

11(木) 今日で試験が終了。そして即授業。疲労困憊している生徒に追い打ちをかけるように聖書のテストを返却する。毎年ほぼ全員一学期に比べると点数が下がっている。そんな中でもごく数人、逆に上がっている生徒もいる。聖書を頑張るなんて!この生徒たちはどういう人生を送るのか?と思いつつ返却。

 

12(金) この時期に授業で必ず見せるのはJレノンの『イマジン』と『ハッピークリスマス』の音楽動画。特に後者の動画は何が「ハッピー」なのかを問いかける如くひたすら戦争の悲惨な光景が流れる。♪Merry Christmas♪という歌う後ろでは♪War is over♪と子供の合唱。平和が君にも届け!…寝とるし。

 

13(土) みかん収穫作業三回目。今日は長女と次女の一家が手伝いに。総勢8人という心強い数!に見えるけど半分は小学生と幼児。即戦力にはほど遠い。おまけに楽しみにしていたメンタイドーナツをノラ猫が盗みやがった。この野郎!と収穫作業そっちのけで猫退治に夢中。昨日、平和を熱弁したのは誰?

お留守の園長先生の分の給食をごちそうになった。鮭コーンマヨネーズ,れんこんきんぴら,パン。ここの給食はムチャ美味い!ところで、校長や園長の仕事に「検食」というのがある。要するに毒見や。ちょっとモヤモヤする。と言うのも、食後30分ほどで起きる可能性があるのは黄色ブドウ球菌くらいで、ほとんどの食中毒は数時間~数日経過して起きるからや。即効性の毒でない限り、検食は突っ込みどころ満載。「殿!食うてはなりませぬ!」映画『武士の一分』は赤ツブ貝。

 

 

11/30(日) 新幹線に乗って東京方面に向かうと何ケ所か見たい景色がある。一つ目は姫路城。二つ目は新大阪と京都の間にある新幹線の車両基地。三つ目は浜名湖。そして最後は富士川橋梁から見える富士山。しかしいつも寝てしまうのが難点。ところが今回は姫路城だけ寝てしまい後は全て起きていた!快挙。

 

1(月) 以前は4WD(当初会員4名)と称していたが、今は6WDとなった農伝同窓生有志(石垣島,岐阜県多治見市,川崎市,山口県岩国市)の集まりが6年ぶりに開かれた。場所はユーミンの「海を見ていた午後」の歌詞にも出てくる三浦岬の先っちょで1853年にぺるり(ペリー)が黒船でやって来て日本中、上

 

2(火) を下への大騒ぎとなった久里浜。見慣れぬオッサンが集まったので先輩宅の二匹の飼い猫も上を下への大騒ぎ。昔、祖母に「寝る時は靴下を一つにまとめんとネズミにひかれる(持ち去られる)んやで」と教えられたが、その教訓?を守らずまとめていなかったので、ネズミならぬ猫がどっかにひいていった。

 

3(水) 旧交を温め合い「また生きている内に会おう」と約束して帰路へ。皆への土産を配って軽くなったはずが、皆からのお土産で来た時よりも重くなったバッグを携えヒーコラと帰山。新岩国に降り立った時、雪が降っていたのには驚いた。新横浜駅から乗って帰ったので今夜の夕食はもちろんシウマイ弁当。

 

4(木) そう言えば横浜駅で奇麗なスノードームが売っていた。電池式でドームの中を雪がエンドレスに舞っている。値段を見たら1000円。掘り出しもんや。これはもう買うしかない!と手に取ってレジに行く。しかし念のためと老眼をかけて値段を確かめたら0が一つ多かった。あぶな~!危機一髪というお話。

 

5(金) サル出没の緊急メールが入った。先月広島女学院付近でもサル出没騒ぎがあったなあ。生徒の安全第一で、最近はこういう点にも注意が必要なんか。出来れば僕のことも「〇〇付近に牧師出没」と知らせてほしい。そうすれば皆は接触を回避してくれるかも知れんぞ。逆に寄ってきて、たかられたりして。

 

6(土) 今週は旅に出たり、試験問題を作成したり、心身ともに疲れたので、リビングでネット映画を観ながら過ごしている内に寝てしまった。こりゃいかんと牧師室に行って明日の準備をしながら再び寝てしまった。歳を取ると回復力も鈍るみたい。来週は試験採点とミカン収穫。クリスマスが終われば冬眠や。

通りがかりのご近所さんが「きれいなイチョウですね」とおっしゃられたので、「落ち葉でご迷惑をおかけしています」と応えたら、「いやいや、毎年楽しみにしているんですよ」とのご返答。ちょっと嬉しくなった。このイチョウのありがたい所は、夏の日差しから守ってくれる葉陰,ギンナン,紅葉。ありがたくない所は、ギンナンの臭い,大量の落葉,葉が落ちた枝にとまるヒヨドリの糞,根で持ち上げられボコボコになったアスファルト,同じくそれで開きにくくなった通用口の扉。マイナス点の方が多いがな!

 

 

11/23(日) 矢江子さんがポツリと語られた。「大きな教会なら皆でやれるのにいつも雅子さんが一人で掃いてくれていたのを思い出して涙が出ました」と。駐車場には大量の落ち葉。先日、矢江子さんが掃きに来て下さったのである。働く人の順=求道者>信徒>牧師の子>牧師。もちろん矢江子さんは求道者。

 

24(月) 昨日のお言葉を聴いた以上、最下位の牧師がイチョウの落ち葉を掃き始めた。駐車場には真っ黄色の絨毯が敷き詰められ、できることならばそのままにしておいた方が美しいくらい。しかしその量たるや、全部落葉したあとに集めたらゴミ袋20にはなる。涙こそ出なかったけど手に豆が出来てつぶれた。

 

25(火) 泌尿器クリニックへ。今日で終了かと思いきや、何やらデータを見せられ「来年の春に来て」と言われる。それは「念のため」らしい。データなんて当然僕にはチンプンカンプン。ええように騙されてるんちゃうか?とも思ったが、医師の診断に反論も出来ず。「ありがとうごぜえました」と言って帰る。

 

26(水) 今日もイチョウ掃き。「まだまだこれからよ」と木があざ笑う。「落ちるならいっぺんに落ちろ!」とつぶやく。「それから真下に落ちろ!」ともグチる。風で飛ばされると近所迷惑も甚だしいからな。文句はこれ位にして、来週は出かけますんで、出来れば今週中に落ち切ってよね。その点だけよろしく。

 

27(木) マナーにしていたスマホが振動。名前を見ると宮古島の牧師から。体中に冷たいものが流れた。授業中やけど構わずに出た。やはり…そうか。中村晋作さんの訃報。最後に会ったのは6年前、石垣島での次男の結婚式。久しぶりに行なう小便介護が懐かしかった。一方僕は彼から生き方の介護を受けた。

 

28(金) 試験前なので「好きな科目の勉強をしなさい」と告げて授業は自習にした。各々苦手そうな科目の勉強を始めている中、数人ほど聖書の自習をしている生徒がいたので「そんなの勉強してどうすんねん!」と教育的指導をする。それにしても普段の授業の時には無いこの静けさは何やねん!落ち込むがな。

 

29(土) 長女と二人で落葉をゴミ袋に詰め込んだ。ギンナンの処理とは違った肉体労働や。ちなみに牧師の子らはおかげさまで5人とも求道者ですが…え?道など求めていない?教会では上から目線でそう呼ぶの!いずれにせよ、教会のためによく働いてくれます。たぶん圧倒的に雅子の遺伝子を受け継いでいる。

今年の天神祭りの前に菅原神社の役員さんが「また駐車場をお借り出来ますか?」と、うちの教会に挨拶に来られた。もちろんOK!というか、普段うちの方がはるかに多く、天神さんの駐車場をお借りしている。一神教と八百万の神道。もし仲が悪いとすれば、お互いの神様同士ではなく、信者の方であろう。とにかく宗教同士ってのは世界の歴史的にも仲が悪い。『聖☆おにいさん』でも読んで、もっとホッコリした方がええ。

 

 

11/16(日) あれはいつやったかなあ?周防の礼拝出席者が平均20名を越せば僕は辞任します!と公言したのは。間もなくそれを達成か?という頃から、バタバタ?いやガタガタか?急下降して最近は5~6名。世間では「責任を取って辞任」になるとこやが、我々のような団体は「責任を取って留任」となる。

 

17(月)「亀の里/クリスマス募金趣意書」の全国発送作業を始める。年々募金額は減少。バブルの頃は最高一千万円を超える募金が寄せられた。あの頃は新築目標があったからなあ。今は百万円を割りそう。よし、次は建物補修募金でお願いしよう!え?「バブルは終わった。補修は君が自分でしなさい」って?

 

18(火) 雅子のゲノム検査結果が出たのでご報告したいとの連絡を受け、広島大学病院へ。最初は希望に満ち満ちて通ったのに、一転、絶望へと堕ちてしまった場所。そこへ行くのに勇気が要った。仕方がない。病院とはそんな場所。懸命に治療して下さった方々に感謝すべき場所に心引き裂かれながら行った。

 

19(水) 実写版『秒速5センチメートル』を観に行く。アニメ版には無い新宿の紀伊国屋書店が出た。45年前「残業になるかも」という雅子に「30分待って来なかったら帰るから大丈夫」と約束した場所。その約束を破って僕は2時間以上待った。そして雅子も約束を破って2時間半後に現れたドラマのような場所。

 

20(木) 聖書はLGBTQ+に関してどう捉えているかというテーマが今日の授業。旧約のレビ記20章や新約の第一テモテあたりを読むと、えげつない言葉が記されている。「聖なる書物」なんて名付けたのはどこの誰や!聖書を開く生徒たちに言えるのは「高いお金を出させてこんな本を買わせてごめんね」

 

21(金) 職員室に差し入れで持って行ったギンナン(約15kg)がだいぶ減っていた。きっと邪魔になるやろうと思っていたがこんなに人気があるとは。そして少し心配になったのは「もしかして来年も期待されるのでは」という不安。人にも動物にもウカツに餌を与えてはいけない法則を自ら破ってしまったかも。

 

22(土) 長女が朝から福岡の友人に会いに行った。夕方、広島の三女が今から一家でそっちに行くと連絡してきた。親父の相手をしに来てくれるのか、単に連休なので来るのか、不明。明日は周南の次女一家が来るとか。淋しい親父を慰めに来るのか、晩飯が目当てなのか、不明。理由はいらん。いつでもおいで。

光教会の中庭に咲いたピンクのカタバミ。やっかいな外来種やが、僕はこの花が好きや。子供の頃、この花の葉っぱで草相撲を取った。勝つためのコツはなるべく大きな葉っぱを探し当てること。それと引っ張り合った時に相手の力を利用すること。もっと分かり易く具体的に書いてくれって?ふん!いやなこった。僕が負けてしまうではないか。

 

 

11/9(日) やったぁ雨や。天神さんの境内掃除が中止になった。こんなことを言うと天神さんのバチが当たるかも知れん。ところで今日の礼拝は風邪でノドの調子が悪く讃美歌が歌えんかった。もしかしてこれがバチ?京都ではお公家さんらの上に雷が落とされたと聞くが、ノドの痛みだけで済んでありがたい。

 

10(月) ギンナンの総仕上げ、天日干しに入る。いまいち日差しが良くないけれどビニルシートを広げて干した。駐車場いっぱいに広がる光景に、見知らぬおばさんの車が停車した。あの目は間違いなく「欲しいなあ」と訴えている。「どうぞいつでも取りに来てください」と言ったら満面の笑顔で立ち去った。

 

11(火) 高校で収穫感謝礼拝。体育館の舞台上には今年の収穫物(全て有志による寄贈)が並べられている。中でも対照的なのは柿と米。柿はドッサリ、米は微妙。これらの収穫は近隣の施設に配られるらしい。ふと考えた。来年、松茸を一本だけ寄贈したらどうなるやろ?大混乱に陥るかも?ああ、収穫感謝祭。

 

12(水) ギンナン処理作業完了。総重量35kg。グラム200円で売るとすれば7万円。あの労力に見合う金額か?待てよ、付加価値があるぞ。まず教会という聖地に生えた木から収穫。牧師さま自らが処理(聖別)した「ありがたさ」が加算。グラム千円の値打ちは充分にあるとして計35万。目の色が変わってきた。

 

13(木) 職員健診。バリウムを飲むレントゲン検査もあるので昨日の夜から食事は控えている。今朝いつものように弁当を作って、いつものように卵焼きの味見をした瞬間にハッと気づく。食うてしもた!検査不可になったことよりも年一回ハイエナのように白いウンコが出せなくなったことの方が残念やった。

 

14(金) ダーウィンを授業に取り入れている。彼はエディンバラ大学で医学を学ぼうとしたが血が苦手、かつ当時は麻酔が無かったので叫ぶ患者の姿に耐えられず中退したとか。麻酔と言えば今日は華岡青洲が世界初の麻酔手術を成功させた日。僕は過去3度全身麻酔手術を受けた!と生徒に自慢したが無反応。

 

15(土) 共同墓地清掃へ。崖の上の墓地へ続く細い道を、水の入ったバケツを両手に持ち、何度も休みながら登る。これができなくなった時が僕の墓地掃除隠退の日。隠退で済めばええが墓地に入る日になるかも…なんて頭に描きつつ♪俺たちゃ墓地には住めないからに~♪と、雪山讃歌の替え歌を口ずさんで登る。

今年は全国的に柿の当たり年。ちなみに僕は「かたい柿派」。その柿で思い出すのは、小学校5年の時、学校に行く道の家で実っていた柿のこと。まるでエデンの園の禁断の実のごとく美味そうで、さっそく学校帰りに柿泥棒を実行した。そしてその時、初めて渋柿の存在を身をもって学ぶことになる。当時の僕にインタビュー「食べた感想はどうでしたか?」「はい、口の中がしびれてマジ死ぬかと思いました」「以上現場からです」

 

 

11/2(日) 永眠者記念礼拝。会堂正面の聖餐台の上には沢山の遺影が並べられている。少し離れたピアノの上には、柳井教会のピアニストだった啓ちゃんの写真。そしてオルガンの上には今年から妻の写真が置かれた。それだけでも泣きそうになってしまうので、そちらの方にはいっさい視線を向けないで礼拝。

 

3(月) 今日は47年前に妻と初めて出会った日。踏ん切りをつけようと、子供らと一緒に錦町の道の駅へ。ここは妻との思い出が一番深い所。亡くなる十日前にも一緒に訪れていた。少し寒いが妻が好きだったソフトクリームを食べる。「爺ちゃん、何で泣いてるの?」と孫。今日で今年の「泣き納め」にするぞ。

 

4(火) 長女は仕事ゆえ、一人でギンナン処理の続きを始めた。こういう単純作業は結構好きで苦にはならない。黙々とこなしているうちに日が傾き始めた頃、頭上ほんの3mほどのキンモクセイの枝にキジバトがとまった。しかも二羽。この鳥は番(つがい)でいることが多い。キジバトを見ても妬ける今日この頃。

 

5(水) 昼からギンナン処理。今日も日が傾き始めた時分にキジバトの番が枝にとまった。ギンナンを投げつけてやりたいほどの嫉妬とまではゆかないが、やはりうらやましい。仲良く暮らしなさい。何なら結婚式でも挙げてあげましょうか?などと独り言。デデッポーポーとの鳴き声が「いや結構」と聞こえた。

 

6(木) 授業中、咳がとまらなくなった。やばい。もしかして風邪を引いたか?ギンナン処理で冷えたからなあ。保健室にのど飴なんて無いやろなあ。すると家庭科の先生がアメちゃんをくださった。少し楽になりました。しかしアメをなめながらの授業は結構難しい。二度ほどよだれが出たのを生徒に見られた。

 

7(金) 今まで何度か妻が夢に出て来てくれたけれど、近くにいるだけでその姿はほとんど一瞬だけやった。けれど今朝は違った。僕を見て笑ってくれた。そして「(死は)嘘やったんや」と思わず喜んで抱きついた。それも束の間やはり夢だと気付く。今年の泣き納めはあえなく延期。でも幸せな気分を味わえた。

 

8(土) ギンナンの皮むき最終工程。この作業が終われば後は干すだけなので楽ちん。とは言え足腰の痛みは半端やない。満杯の箱を持ち上げた時、よろめいてバケツのギンナン水を頭からかぶった。冷たいやら、臭いやら、目に入って痛いやら。皆さん!今年のギンナンをいただく時にはまず正座。そして黙祷!

左上から「卵焼き」。その下に三つ並んだ広島名物の「花ソーセージ」。その下は「豚肉の生姜焼き」。緑は「甘み醤油味で焼いたピーマン」。定番の「梅干し」に、《君は青春に何をかける!?》のCMで有名な(だいぶ古いなあ)「のりたま」。僕が作るのは毎回ほぼこんな感じの弁当。正直、飽きてきました。ところでこの写真、元の写真は縦向きなのに、何で横向きにしかならんのやろ?

 

 

10/26(日) 大阪に向かう。心配は改札。スマホで取得したアプリを初めて使うので、万が一、入口で挟まれてしまうことを考慮し20分前に入場を決行。いざ新岩国駅の改札にスマホをかざした。ピーッとかいう妙な音にたじろいだが無事通過。アプリ取得に協力してくれた皆さん。勝ちとったぞ!何のこっちゃ。

 

27(月) 今日から母の卒寿を祝うため、妹と叔母(母の妹)との四人で車に乗って、外国人であふれかえっていると聞く京都見物へと向かう。行き当たりばったりで目に入った巨大なお寺に立ち寄る。これがうわさに聞く西本願寺か。おまけにイチョウまでが巨大。ん?でも実がついとらんぞ。その点だけ周防の圧勝。

 

28(火) 温泉旅館を後にして保津川下りの舟に乗る。舟が到着したのは渡月橋。ここでうわさの外国人の群れと遭遇。ほんまにあふれかえっとる。と言うよりも「ここはどこの国やねん?」という錯覚すら覚える。アテンションプリーズ!外国人観光客の皆さん!渡月橋よりも、我が錦帯橋の方が何倍も見応えありまっせ。

 

29(水) 帰山の心配も改札。次は誰の助けも無しに自力でスマホを操作して帰りの切符を取らにゃならんから。今度こそ挟まれる覚悟をしながら新大阪駅の改札でスマホをかざす。新岩国駅とは違った音で無事入場。もう僕はすっかり大都会でも生きていける!という自信を土産に山口へと帰って行くのでした。

 

30(木) 学校に行こうとバイクを出したらパンクしとる。仕方なく車に乗り換えた。帰り道、何かおかしい。調べてみたらパンクしとる。空気だけ入れて修理屋に持って行った。帰ってバイクも調べてみたら単なる空気圧不足。アンラッキーな日やと思ったが、どちらも早く気付いて良かったのでラッキーデーか。

 

31(金) 毎年の恒例授業を行なう。「今日は何の日や?」と質問を投げかけたところ、案の定「ハロウィン!」という返事。「それ以外に何の日や?」と聞くと「牧師の誕生日」。これも想定内の返答。結局「宗教改革記念日」と答えた生徒は誰もおらん。無理もない。先日教会でも尋ねたら返答は「ハロウィン!」

(ちなみに、大きな声でそう答えたのは88になる婆ちゃん。思わずのけぞった)

 

1(土) ギンナン処理作業。腐食したギンナンには無数のウジ虫がわいている。圧巻の光景やな。その側では先日花を咲かせていたキンモクセイが再び咲いている。昔キンモクセイはWCの側に植えられていた。思い出した。昔のWCもウジ虫だらけやったぞ。そんな素敵なノスタルジーに浸りながら黙々と作業。

おかしいなあ。一度この記事をアップしたはずやが。ブログに反映されていないぞ。とりあえずもう一度アップします。

 

10/19(日) 窓を閉めると虫の声が聞こえにくくなるので我慢していたが、先週あたりからさすがに窓を閉めて寝る寒さになった。しかしまだパンイチ。掛け布団も夏用。昔、ある集会に短パンを履いて行ったら「村田さん。もう十月ですよ」と笑われたことがある。笑わば笑え。僕はいつまでも少年なのである。

 

20(月) 子供の頃、観たかったけれど連れて行ってもらえなかった映画『大巨獣ガッパ』をネットで観た。なるほど、怪獣ブームの当時「いわく付き」映画だけあって何とも評し難い内容やった。ただ一点だけ言えば、もし子供の頃に観ていても何とも思わんかったやろうけど、若い時代の山本陽子が可愛かった。

 

21(火) 何や突然のこの寒さは!パンイチから長袖に急変身。商売人が店の名前を「春夏冬」と名付けて「あきない」と読ませる。春夏秋冬から秋を切り取り「秋が無い」ので「あきない」という、なかなかシャレた表現やが、今年はほんまに秋が無くて急に冬が来たようなこの寒さ。でも掛け布団はまだ夏用。

 

22(水) 長女が電気ストーブを出していた。軟弱者め。北海道じゃあるまいしこれしきの寒さで音をあげるのか!まだ十月やぞ。ちなみに以前、北海道に行った時、九月初旬にはストーブが入っていたので驚いた。でも心地ええなあ。ぼちぼち冬用の布団でも用意するか。いや僕はまだまだ元気な少年!…のはず。

 

23(木) 学校の帰り、無性に焼きたての太鼓饅頭が食べたくなったが、近くでそんな店はない。一軒だけパック入りが置いてあるスーパーに行ったがなんと売り切れ!夜、長女が水炊きを作ってくれた。ついにそんな季節か。寄る年波には勝てん。牧師室にもストーブを出した僕は、気持ちは少年、体は高齢者。

 

24(金) 太鼓饅頭、水炊き、ストーブ。そして冬用布団。たった五日間でパンイチ生活からのすさまじい変わり様。今週は人間の強がりなんて大自然の前では無力でしかないという教訓を得た!ちと大げさ?今、足元に敷かれた40cm四方のホットカーペットが極寒時の最終対策グッズ。ただしペット用やけど。

 

25(土) 長女と10箱ほど収穫したギンナンの処理をする。鼻ティッシュ無しで黙々と作業をしたが途中で雨が降り出したのでやめた。3時間でたった2箱。今までこういう作業はほとんど妻がやってくれた。深い後悔と共に涙しながら処理する、名付けて「泣きのギンナン」。皆さん、心して味わってくださいね。

ど根性ダイコンとか、ど根性メロンなどと、あらぬ場所で芽を出したり実をつける植物が話題になっているが、そういう意味で言えばこのアサガオにも謎がある。場所は教会玄関前の小さな植え込みやが、種を蒔いた訳でもないのに咲いていた。以前はユリが咲いたこともある。聖書に「野の花」から学べという言葉があるが、確かに牧師の説教よりゃ、よっぽど学べると思う。いやほんま。

 

10/12(日) 明日からの仕事や学校のことを思って、多くの人が暗い気分で過ごすという日曜の夜が、僕には至福の時間。寝床で本を読みながらゆっくり味わう。山本周五郎の時代劇に登場する武士や庶民の姿は心に染み入る。夫婦の情を描く作品などは涙が止まらない。結果、寝不足になり生活リズムを狂わす。

 

13(月) 一昨日に続いて、次女一家が駐車場の隅に集められたギンナンを拾いに来てくれた。拾い集めるだけで二日もかかったが、この後には実から種を取り出す作業が待っている。過去に強烈な臭いに倒れた人もいた。それを避ける方法がある。客が来ても顔を上げられないが、鼻にティッシュを詰めるのだ。

 

14(火) 百舌(モズ)の高鳴きが聞こえた。この声を耳にすると『百舌よ泣くな』というサトウハチローの詩を思い出す。『もずが枯れ木で』という歌になり多くの人がカバーした。その中の一人、岡林信康は「日本が満州を植民地化していく時代に創られた歌。こんなよい歌が日本にもあったんだ」と語っている。

 

15(水) 保育園礼拝が始まるまでいつも食堂で待機しているが、貼り出されているメニューを見るのが楽しみ。今日のメインは『きのこハヤシライス』か。ここの食事はメチャ旨いので、またのお誘いを待ち焦がれているが、十年前にお招きしてもらって以来、一度もお誘いはない。何か無礼があったのかもな。

 

16(木) 今日は妻の誕生日。本来ならば67になり僕に追いついていた。娘たちが次女の家に集まって誕生会を開いていた。心に張ったかさぶたは今でもまだ簡単にハガレる。特に10月は思い出が多過ぎる。一方で再生力は日毎に早くなっているのも事実。次にハガレる予定日は11/3。妻と初めて出会った日。

 

17(金) 高校の『愛校祭』。今日は体育館でクラス別の出し物が催される。そんな中、驚いたのは3年B組のコント演劇で牧師の格好をした生徒が出て来たこと。後で聞いたら衣装はネットで購入したとか。かなり苦労したという。何で僕に一言相談せんかったんや!貸してあげたのに。ネットよりチョイ安でね。

 

11(土) 二日目は校舎前の駐車場にズラリ屋台が並ぶ。食べ物は全て前売り券制になっているので去年はたくさん購入したが生徒からもいっぱいもらったので食い切れんかった。今年はそれを見込んで手ぶらで参加したが、その作戦は大当たり。どうやら僕って、物欲しそうな顔をしているように見えるらしい。