前回からの続きです。


娘はチャイルドシートで眠っていたので、そのまま車の中で〇〇病院に電話をかけました。


電話交換から救急の看護師さんへ繋いでもらい、事情を説明。


いろいろ聞かれたのち、医師に確認をしてもらい、診てもらえるとのこと


「どのくらいで病院に着きますか?」


と聞かれたので、慌てて車のナビに〇〇病院を入力し、1時間ぐらいと回答しました。


実は〇〇病院、初めて聞く病院でした。


我が家から車で1時間ぐらいの病院…そのくらい範囲を広げて探してやっと見つかったということ。


車があって良かったと心から思いました。


この時点でもうお昼過ぎ。


娘もお腹が空いているはずですが、今すぐ向かわなければ…。


家の中から、レトルトの離乳食、追加のベビー麦茶、ジュース、娘の大好きなジュレ、お気に入りのぬいぐるみをエコバッグに放り込んで、車に乗せました。


娘のコロナ陽性の知らせを受けて、濃厚接触のため帰宅中の夫と駅で合流。


夫の運転でそのまま病院へ向かいました。


途中で起きた娘は、チャイルドシートで大好きなジュレを飲んで、また寝ていましたよだれ



病院へ着くと、電話で指定された駐車場に車をとめ、電話をかけました。


しばらくすると完全防備の看護師さんが来て、私と娘は中へ。


陰圧室に通され、そこで待ちました。


そこは隣の部屋が救急処置室になっていて、片側の壁に大きなガラスがあって、様子が見られるようになっていました。


何人かの看護師さんらしきスタッフさんと先生がこちらを確認しつつ、準備をしながら話し合っていました。


娘はキョロキョロと部屋を見回しながら、壁のポスターを指差していました。



しばらくすると、看護師さんと先生が2人で入って来ました。


保険証、医療証、小児科の先生からの紹介状を渡しました。


まずは問診をしてもらい、娘は酸素を測って様子を確認。


その後、傷を診てもらいました。


傷は思っていたよりも深く、縫わないと完全に止血できないとのこと。


局所麻酔で縫う痛みは感じないが、小さいので押さえつけての治療になり、押さえつけられることで子供は泣き叫ぶことになると言われました。


傷跡も完全には消えないとのこと。


同意して、娘はバスタオルでぐるぐる巻きにされて処置台へ。


更にネットで固定され、看護師さんが頭、私は足を押さえました。


先生も看護師さんも娘に向かって、今何をしているのか丁寧に説明しながら、処置してくださいました。


この時熱も39度を超えていて、1日中連れ回され、布団でゆっくり寝ることもできていない娘…


途中で泣き疲れて、それでも泣き叫び、治療に耐えてくれました泣くうさぎ


そもそも親のせいでさせてしまった怪我…コロナだけでもしんどいのに、こんな痛くて苦しい思いをさせて…申し訳なくて仕方ありませんでした。


私も涙を堪えて必死で押さえるしかありませんでした。


治療が終わると、早く抱っこしてあげてと言っていただき、娘は私のところへ帰って来ました。


すぐに落ち着いて泣き止んでくれましたぐすん


今後のことを説明され、翌日もう一度消毒するために来院することになりました。


相当強く頭を打ったと思うが、さっきガラス越しに様子を観察した限り、脳に異常はないでしょうとのこと。


新しい絆創膏を貼ってもらい、ケアの説明を聞きました。


傷口に塗る軟膏ももらって、お会計は後日になるとのことで振り込みを選びました。



この状況の中、治療を引き受けてくださった先生とスタッフさんには本当に感謝しています。


お礼を伝え、娘を連れて家に帰りました。


家に着く頃にはもう夕方になっていました。


早めの晩ご飯を食べて、すぐに寝室の模様替えをしました。


私と娘は床で寝るように変更。


24時間は濡らさないようにと言われていたので、体だけ洗って娘を寝かせました。


乾いた血がたくさんついているのを見て、本当にこの子を失わなくて良かったと思いました泣くうさぎ



続きます。