体の声に耳を傾けるブログ

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痛みに目を向けると本当に壊れたところが解らなくなります。
本当に壊れたところを探しましょう。

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みなさん、おはようございます。

ボトックス注射について、ご存知でしょうか?

ボトックスとは、ボツリヌス菌の毒素を構成するタンパク質です。


ボツリヌス菌は、貽鮨(いずし)からしレンコンの食中毒でおなじみの菌で、体内に侵入すると、麻痺がおこり、筋肉が緩み、眼瞼下垂や、ひどいときは呼吸困難によって死亡する事もある、結構凶悪な菌です。


その毒素を構成するタンパク質を抽出し、注射する事で、筋肉を弛緩させようとするのが、ボトックス注射です。肩こりのひどい人、まぶたの痙攣が止まらない人等の治療に使われており、最近では、表情筋を緩める事で、表情皺をとるといった、美容目的に使われる事も増えて来ました。


こんな、凶悪な菌を利用するなんて、人類の美と健康への執念には感心させられます。


元々が凶悪な毒素なので、量の調整が旨く行かなかったり、感受性が強い人等は、まぶたが上がらなくなる眼瞼下垂になったり、表情が作れなくなり、無表情になったりするといった副作用の危険性があります。

また、持続期間は3~4か月。その度に注射しなければならず、料金も1カ所で5万円、顔の気になる所数カ所に使用したら、1回に10数万円かかり、コストも高くなります。


さて、肩こりにも有用、美容目的にも使われる、筋肉を緩めると聞くと、あれ?!鍼治療に似ているな、と感じます。

鍼治療は、以前紹介した鎮痛効果の他にも、交感神経・副交感神経をコントロールする事で、筋肉を引き締めたり、緩めたりする事が出来ます。

肩こりの場合は、交感神経が暴走し凝り固まってしまった筋肉を緩め、血流を快復させ、治療します。

これを応用し、顔にある様々な筋肉を引き締めたり、緩めたりすることで、顔の気になるポイントをリフトアップし、むくみをとり、小顔にするのが美容鍼です。


効果は即効!効き目は長持ち!