泣いている私を抱きしめて

頭を撫でてくれるあなた・・・

 

 

ありがとう。

 

 

「大丈夫。

 俺がおるじゃん。」

 

 

ありがとう。

 

 

 


 

 

人間は

それぞれに性格も考え方も違う。

 

 

それはしょうがない。

 

 

 

だって人間だもん。

 

 

 

もちろん恋人に求めるものも違う。

 

 

 

 

 

 

最近分かった。

 

 

 

私は

誰かに必要とされたいと

きっとずっとずっと小さいころから思っていた。

 

 

 

 

自分が思っている以上に

‘必要’

というものに敏感だった。

 

 

 

 

 『嫌われてはいない』じゃ嫌。

 

 『一緒にいて楽』でも嫌。

 

 『別に一緒にいて嫌ではない』でも嫌。

 

 

 

 

 

いてもいなくてもいい存在には

私はなりたくない。

 

 

 

 

そんなのは

私じゃなくても

いいじゃんか。。。。。。

 

 

 

 

私は

私じゃなくちゃダメな存在になりたい。

 

 

  

 

 

私にしかできない

役割がほしい。

 

 

 


 

 

 『君が必要』って言ってほしい。

 

 『君が必要』って行動で表してほしい。

 

 

 

 

 

相手を想う気持ちなんて

本人にしか分からない。

 

 

 

 

形のないものだからこそ

言葉や行動で示してほしい。

 

 

  

 

 

 

それを望むことは

 

やっぱり私のワガママなのかな・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

一人の時にふと思う。

 

 

 

 

『なんでアナタは私と付き合っているの??』

 

 

 

 

 

可愛くもない。

 

スタイルもよくない。

 

ワガママだし・・・

 

 

 

 

 

『ナンデワタシナノ・・・・??』

 

 

 

 

 

聞きたいけど

怖くて聞けない。

 

 

 

 

『何でわたしなの??

 なんで私と付き合ってるの??』

 

 

 

 

 

他に特に好きな人がいないから??

 

 

一人だと暇だから??

 

 

 

 

 

アナタは

私と付き合っていて楽しいですか??

 

今でも私のこと好きですか??

 

 

 

 

 

 

 

私は

アナタと付き合うことで

お互いにプラスになりたい。

 

 

 

アナタのマイナスを埋めたい。

 

プラスにならなくても

せめてゼロにしたい。

 

 

 

 

ねぇ・・・・・

 

 

 

私はアナタを苦しめてる??

 

 

重荷になってるかな??

 

 

私がアナタにプラスをあげられてる??

 

 

マイナスばっかりあげてない??

 

 

 

 

 

 

 

アナタにとって

プラスになりたい。

 

 

 

 




 

 

私が塾に通っていたころからいM先生が言っていたように

一年の時単位を落としてしまったM先生は

一年生の私達と同じ授業を受けていた。

 

 

 

その授業は毎週金曜日。

 

 

 

そう、塾があったのと同じ金曜日。。。。。。

 

 

 

 

M先生はいつも後ろの方に座っていた。

 

 

 

授業の合間

私はよくこっそりM先生を見ていた。

 

 

 

『やっぱりかっこいいな・・・・・・・』

 

 

 

 

 

 

花見の一件があってからも

やっぱりすぐには諦められなかった。

 

 

 

 

というよりも、

M先生は普通に見てもかっこいい(と思う)し

まぁ、

諦めるというか

この気持ちが憧れに変わればいいと思っていた。

 

 

 

 

 

そんなある金曜日。

 

 

 

私は友達と一緒に前の方に座っていた。

 

 

 

授業が始まる少し前。 

 

 

後ろを振り返ってM先生を探していると

M先生と目が合ったラブラブ

 

 

 

 

私は口パクで「おはよう」と言いながら

手を振った。

 

 

するとM先生も笑顔で手を振ってくれた。。。

 

 

 

 

 

ダメだ・・・・・

 

 

当分諦められそうにない。。。

 

 

 

 


 

 

あんなにM先生のことが好きだったのに

なんでTと付き合っているのか疑問に思うかもしれない・・・

 

それは

あることが判明したから・・・・

 

 

 

 

 

私の通っている大学の近くには公園があって

春になると桜がたくさん咲く。

 

 

バイト仲間とのお花見は毎年恒例なようで

私も誘ってもらえた。

 

まだ始めたばかりであんまり知り合いのいなかった私は

行くかどうか迷ったけど

きっとM先生が来るだろうと思って

行くことにした。

 

 

 

 

ちょっとでもいい・・・・

M先生と一緒に過ごしたい・・・・

 

  

 

 

 

集合場所に行くとやっぱりM先生はいた。

 

 

『来てよかった・・・

 

 

 

 

ブルーシートを敷いて

私達は適当に座った。

 

 

 

M先生ぐらいしか知っている人がいなかったので

私はM先生の横に座った。

 

 

 

 

 

とりあえず乾杯をすることになって・・・・・

 

 

 

。。。と、誰かが言った。

 

 

 

 

 

 

「M!!!内定おめでとう!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

『・・・・・・・えっ。。。。。。。』

 

 

 

 

 

 

      M先生就職するの・・・・・・・??

 

 

 

 

 

 

 

私はもちろん大学院に進学するもんだと思っていた。

 

 

だって、ほとんどの人が院に行くし、

 

それに・・・・

 

 

 

それに、就職ってことは、

M先生と一緒に大学に通えるのも

あと一年だけってこと・・・・・・??

 

 

 

 

 

 

言葉では「オメデトウ!!!」って言ったけど

 

私の頭の中はパニックだった。

 

 

 

 

 

『そっか・・・・・そっか。。就職するんだ・・・・』

 

 

 

 

 

 

りみ「Mくんが就職したら寂しいじゃん。。。」

 

 

なんて笑いながら言っている自分がいた。

 

 

 

 

やっと ‘M先生’ じゃなくて ‘Mくん’ って呼べるようになったのに・・・

 

 

 

 

 

本当は泣きたかった。

 

 

だって・・・・

 

 

 

 

M先生が大好きでこの学校にしたんだよ・・・・

 

M先生が好きだから・・・・

 

 

 

 

  

 

そんな私に追い討ちをかけるように

ショッキングな一言が耳に入ってきた。

 

 

 

 

 

  「Mくんってさぁ、彼女いるんでしょ??」

 

 

M先生 「う、うん。まぁ。」

 

 

 

 

 

 

 

分かっていたよ。

 

多分いるだろうなって思ってたよ。

 

 

 

 

でもやっぱり実際に聞くとね・・・・・

 

 

 

 

ツライです。。。。。

 

 

 

 

急に自分がバカらしくなってきた。

 

 

 

 

『何してんだろぉ・・・・・帰りたい。。。。』

 

 

 

 

このお花見で私は決めた。

 

 

 

 

 

 


 

もう、やめよう・・・

 

 

もういいよ・・・・

 

 

無理ジャン。。。。

 

 

 

 

このまま好きでいても

きっと辛いだけ。。。。

 

 

 

 

 

 


 

 

そう自分に無理やり言い聞かせた。

 

 

無理やり諦めさせた。。。。 

 


 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 


 

 

アナタと遠く離れた今でも

時々アナタを思い出します。 

 

 

 

それは

アナタに恋してた頃によく聴いていた曲をふと聴いた時とか

切ない恋のマンガを読んだ時とか

ケータイのアドレス帳でアナタの名前を見た時とか・・・・

 

 

 

なんでだろぉ・・・

 

 

 

やっぱり

まだアナタのことが気になってしまう。。。

 

 

 

それは

昔好きだったから??

それとも

今も好きだから??

 

 

  

分かんない・・・・分かんないよ・・・・・

 

 

 

 

私は

どぉしたいんだろう・・・・

 

 






 

 

Tと付き合うようになった頃は

ちょうど学校の試験の時期だったので

付き合うようになったといっても

二人でどこかに行くとかは特になくて

Tとの関係は

そんなにすぐには変わらなかった。

 

せいぜい

一緒に図書館で勉強をするぐらいだった。

 

 

 

 

そんななか

二人でご飯を食べに行くことになった。

 

 

 

学校の近くの

ちょっとおしゃれなパスタ屋さん。

 

 

 

 

今までいちお付き合ったことはあったけど

男の人と二人で食べに行ったことはなかった。

 

 

 

 

でも緊張とかはそんなにしなかった。

 

 

なんだろ・・・・・

 

 

Tの緊張が伝わってきて・・・(笑)

 

『私がしっかりしなきゃ!!』みたいな(笑)

 

 

 

 

 

あとからTに聞いたら

やっぱりめっちゃ緊張してたらしい(+O+;)

 

 

 

 

 

 

 

まぁ

特に何もなく普通に食べて

初めてってことで

Tがおごってくれた☆

 

 

 

こうやって

ちょっとずつ変わっていくのかな・・・・・

 

 

 

 

。。。なんて思った一日だった。

 

 

 


 

 

  ‘世界の中心で愛を叫ぶ’

 

 

 

この話を知ってから

私は

生きることに対する

考え方が変わったと思う。

 

 

 

なんだろう・・・

 

 

 

上手く言うことができないけど

 

例えば毎日学校に通ったりだとか

何かに対して怒ったりだとか

笑ったりだとか

泣いたりだとか

  

 

 


そんな

ごく普通のことが

どんなに素晴らしいことか

 

 

 

あらためて確認することが出来たと思う。

 

 

 

世の中には

生きたくても生きれない人もいる。

 

 

もちろん

人にはそれぞれ悩みもあるし

その人にしか分からない辛さもあると思う。

 

 

 

でも

 

 

それでも私達は生きている。

 

 

生きているんだ。

 

 

どんなに辛くても

今こうして生きている。

 

 

 

生きているんだよ。。。。

 

 

 

 

 

今を一生懸命生きたい。

 

 

 

そう思う。

 

 

 



 

 


 

 

私達は

普段何気なく生活している。

 

 

きっとほとんどの人は

  ‘生きている’

なんて考えもせずに

生きている。

 

 

 

 

でもだからこそ

   ‘死’

というものを目の前にすると

いろいろと考えてしまうのだと思う。

 

 

 

それは

身近な人の死であったり

飼っていたペットの死であったり・・・

 

 

 

 

 

そう。

 

私達には

明日どころか

一時間後に生きている保障すらないのだ。

 

 

 

 

だからこそ

一日一日大切に生きよう。

後悔しないように生きよう。

 

 

 

そう思っているけど


 

 

人間やはりダラけてしまう。

 

 

 

 


日常生活に戻ってしまうと

生きていることの大切さを忘れてしまう。

 

 

 

 

 

 

生きてるって素晴らしいんだ。

 

 

 

 

時々でいい。

 

 

 

 

生きていることに感謝しよう。 

 

 

 


 



 

 

Cちゃんと電話した日の夜。

 

 

私は

Tにメールを返信した。

 

 

 

 

【よろしくお願いします。】

 

 

 

 

 

 

この言葉を言っただけで

何か変わるんだろうか??

 

 

昨日までと

何が違うんだろう・・・

 

 

 

 

 

 

こうして

私はTと付き合うようになった。

 

 

 

 

その時は

こんなにこんなに好きになるなんて

思ってもいなかった。