☆落語界の次代を担う、若き実力派たちが結集してお届けする「三人会」!


今回「民音落語会」の高座を務めるのは、いずれも今注目の落語界のホープたち。若き実力派の柳家わさび、柳亭小痴楽、林家つる子の三人が、達者な話芸を競います。
柳家わさびは、2003年に柳家さん生に師事。今となっては珍しい、内弟子期間のある、叩き上げの落語家。
名作の古典から世相切りの新作まで、飄々とした語り口で魅せる秀逸な高座は、落語ファンの評判を呼び、一時は次期『笑点』メンバー候補として桂宮治と肩を並べ、話題となりました。独自の世界観がくせになる、わさびの高座をご堪能ください。
柳亭小痴楽は、小気味よい江戸前口調で、古典落語を得意とする、現在人気急上昇中の落語家。故・五代目柳亭痴楽を父に持ち、現在は父の弟弟子である柳亭楽輔に師事しています。
ひとたび高座に上がれば会場がぱっと明るくなり、江戸の世界に引き込む小痴楽の落語は、天性の華のある高座と評されています。落語界のホープの熱演にご期待ください。
林家つる子は、林家正蔵に師事し、2024年3月に11人抜きで真打昇進となった話題の落語家。
古典落語に脇役として登場する、おかみさんや遊女を主人公にした改作は、これまでにない落語の魅力を引き出したと評価を受け、テレビや各種メディアで話題となりました。地元群馬県活性化のための取り組みや、企業や学校での講演活動など、マルチな活躍も注目を集めています。古典・新作・改作と、華やかで奥深い、つる子の高座は必見です。
三者三様の魅力が光る、若き落語家たちの競演をとくとご覧ください!




◆鈴々舎美馬(れいれいしゃみーま):

[経歴]桜美林大学在学中から落語研究部に所属し、全日本学生落語選手権に入賞するなど活躍。大学卒業後はエステティック会社に就職するも落語家になりたい気持ちから、会社勤務をしながら学生落語王者決定戦てんしき杯に出場した時に司会を務めていた鈴々舎馬るこの落語会に同行する。会社を1年で退職後、2018年2月、十代目鈴々舎馬風に入門。2019年7月21日、「美馬」と命名され前座となる。2023年11月上席より二ツ目に昇進した期待の女流落語家。

演目 真田小僧



◆柳亭小痴楽(りゅうてい こちらく):
[経歴]2005年7月、16歳の時に入門を申し出た途端、父が病に伏したため、二代目桂平治(現・桂文治)へ入門。2005年10月、楽屋入り、初高座。2008年6月、父・痴楽の門下に移り「柳亭ち太郎」と改める。2009年9月、父・痴楽の没後の柳亭楽輔門下(父・痴楽の弟弟子)へ。2009年11月、二ツ目昇進を期に「三代目柳亭小痴楽」を襲名。2019年9月、真打昇進。

演目 松山鏡



◆林家つる子(はやしや つるこ):
[経歴]2010年9月、九代目林家正蔵に弟子入りする。2011年1月、横浜にぎわい座「正蔵一門会」にて初高座。2011年3月、前座となり、各寄席で修業を重ねる。2015年11月、二ツ目昇進。2024年3月、真打昇進。

演目 片棒



◆柳家わさび(やなぎや わさび):
[経歴]2003年11月、柳家さん生に入門。2004年7月、前座となる。前座名「生ねん」。2008年3月、二ツ目昇進「わさび」と改名。2019年9月、真打昇進。

演目 死神


個人的に、

つる子さんは、今まで見た噺家さんにはない動きの激しい落語がとても良かった。

小痴楽さんは、枕がとても良かった。子供との駆け引きが最高。

わさびさんは、死神が聴けて良かった。流石です。

美馬さんは、二ツ目とは思えない語りに引き込まれました。今後が楽しみな噺家さんです。