僕は栗澤家の長男、栗澤ライアンです。

僕はよくママのことを観察しています。

ママはたくさん僕を抱っこするようになった。

お腹に赤ちゃんがいた時は「赤ちゃんいるから抱っこできないのよ」と耳ダコだったけど、

今は、抱っこしながら近所を2周でも3周でもしてくれる。

寝不足気味なママだけど、フラフラとおぼつかない足取りで、僕を抱っこして、僕の好きな歌を歌いながら、僕がしてほしいだけ抱っこをしてくれるのだ。

赤ちゃんが泣いていて抱っこしている時も、乳を吸ってる時も、

ぼくが抱っこしてと言ったら、即座に赤ちゃんをベッドに置いて、ぼくを抱き上げる。

そんな些細な事で、不思議と僕の心は満たされるのだ。

ママだけではない。パパもじぃじもばぁばもみんな以前より、僕と遊んでくれる気がする。

動物園や、プール、夏祭りにも連れてってくれるし、水遊びにも思う存分付き合ってくれる

僕を中心にして、みんなが僕を見つめ、僕のすること全てに笑ってくれる。

「僕の時代はまだオワテナイのかもしれない...」

今度赤ちゃんを抱っこしてあげようかな。

泣いていたら、プーさんのぬいぐるみを貸してあげよう。

僕の心に、心地の良い余裕が生まれていくのが、自分でもわかった。

僕も変わらず愛されている。。。

僕のジェラシーはまだまだ続くだろうけど、

赤ちゃんとの生活も悪くない…そう思えた。

僕はこの夏、お兄ちゃんになった。

いないいなーいバイバ～イ♪

ママの観察日記19 ママと赤ちゃんと僕。