スサノオの心を読み解く日本神話からのメッセージ

~アシタカの生きる姿勢にみる自由に自分らしく生きるヒント~
 

※今月出版予定のkindle本を、毎日朝7:30に更新しています。

※3分程度で読めます

日本侵略を防いだ「幼心」

 

戦国時代に鉄砲が伝来しました。ポルトガルは日本に宗教を広めながら旧式の鉄砲(火縄銃)を餌にして、水面下で侵略を試みました。
数丁しか輸入されなかった鉄砲ですが、1年後に大量の鉄砲を持ってきたポルトガル人は仰天。
「カラクリが知りたくて分解して、真似したら作れました」
鉄砲はすぐに国産化され、金(金銀小判)の流出は抑えられました。つまり、国力の低下を回避することができました。

宗教も同じように、
「興味深くて面白い教えですけど…」
「神様なんてたくさんいるし、今を家族と生きられたらイイんじゃね!?」
日本人は、たくさんの神が共存する世界に生きていて、自分の心の内側にも神がいると認識していました。そのため、従来のすべての神を蹴落とし、唯一無二を絶対的な神とすることに興味を示しませんでした。日本の“民”は古来から受け継がれてきた「共に生きる」ことの教えや、すべての命の中に神がいるという教えもあり、誰もが唯一無二の存在ということを知っていたのかもしれません。
当時の宣教師は、日本が行った火縄銃の国産化に驚きました。宗教が普及しないことの理由として「日本人は世界で最も幼い心を持っている国だ」と褒めたたえ嘆いたようです。西洋でも「幼心」の意味は、幼稚というニュアンスではなく、穢れを残さない洗練された精神を表わしているように感じます。エゴや損得を挟まない、純粋な探求心でありながら真っすぐでブレない心です。
本当に大切にしたい生き抜き方(処世術)は、セコイ考えやずる賢さではないかもしれません。
 
「幼い心」を持っていれば、歴史が示してくれるように自ずと罠を退け、いつまでも支配されない心を手にしていると考えます。
 
そして、きっと幸せと成長はこれからも続いていきます。
 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。
★★★★★本日で、ちょい見せは終了となります★★★★★

 

お付き合いいただきありがとうございました。

本編は、電子書籍のkindle出版後に読むことができます。

 

 

 

 


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