ちょっと前まで蒸し暑い夏だったのに夜は秋の気配を感じさせる虫の鳴き声や風の吹く頃。
明日辺りは中秋の名月という秋の風物詩があるそうで、もう秋が近いですね。
秋は読書の秋と言いますが、私が近年はまっている本「薬屋のひとりごと」を紹介したいと思います。
薬屋のひとりごと(原作日向夏 ヒーロー文庫/主婦の友社刊)
「小説家になろう」というWEB小説発のライトノベルで、去年小学館とスクエニのWコミカライズ版があります。
文章で物語を追うよりも絵で追うほうが物語の世界に入り込みやすいという方が多いからなのか、
コミカライズ各巻共に度々重版かかるなど今熱いライトノベルです。
私はたまたまネットの広告で5巻の表紙にひかれ、図書館で借りて読むうちに好きになりました。
舞台は中世の東洋の宮中で女官を務める主人公が宮廷で起こる事件や謎を解決するミステリー。
個性の強い登場人物ばかりで、やりとりが面白いです。
例えば自分の興味のある分野以外にはとんと関心がないヒロインだったり、実娘にすら忌避されてる
犯罪行動に走り(?)がちな奇人軍師だったり…。
読み進めれば、登場人物達がぎょっとする行動を取るかもしれません。
それでも話の展開の面白さと個性的な登場人物のやり取りがたくさんの人を惹きつけていると思います。
個人的にはアニメ化なりドラマCD化なり登場人物に声をぜひ吹き込んで欲しい作品です。
秋の夜長に「薬屋のひとりごと」はいかがでしょうか?