あれから、10年だ。
長かった。
この戦いは書き出すと恐ろしいページ数になるだろうし
そんなに描けないからから書かないが、
兼ねてから戦っていた基地外
とうとう本人が退職する段階になった。自分から辞めると啖呵きって、
慰留するの待ってるっていういうボーダー特有の素質がギリギリの場面で出まくる
出まくる。
そして、とうとう、奇妙さが全社に知れ渡り、自己崩壊
まぁ、普通解雇だよ、
はっきり言って基地外だから話にならない、話し合いができない、
聞く耳も持たない、だから基地外たる所以だが。
おかげで、俺は基地外を分類する力や考察する力がついたし、
弁護士の考え方も理解できた。事例についてもいろいろ知ることができた。
本当に、自分が成長したなぁ、なんてこの歳になって思うとは。
前社長の頃からの案件が片付いた。
うん、確かに、
しかし、困ったことがこんなに早く起きるとは思わなかった。
ものすごい法則?が発動したのだ。
それは現社長が、どういう訳かこの基地外が退職したことで、
まるで自分がその力、威力を発揮したかの勘違いをして、
まるで自分に力があるような勘違い
つまり、根拠なき自信をつけ、さらに、自分の気にくわない奴は
もう未来はないんだぞ、ということを私に口走るようになったのだ。
俺はあいつは好かん、とか、あんな奴は信用できん、とか
好き嫌いで判断している。困った。
これは困った。
挙句に、すぐに怒鳴ったりして、黙らせる。
きっと気持ちいんだと思う、ドーパミン、アドレナリンでまくって、気持ちくなっている。
やばい、
これでは、誰も 助けよう、協力しようって思わないだろう
アホ丸出しだ。アホでごめん、と言われれば皆フォローはするが、
怒鳴っている時点で、終わりだ。
ああ、全能感を持つとこういうことになるのか、
権限が上になればなるほど、丁寧に、いわゆるこうべを垂れる状態
謙虚に謙虚に行かないとならないのは世の常だ。
さて、どうなることやら。
結構な危機だと思う。人望を失うようなことを自ら行う人、
相手の気持ちをを理解できない人、なんでこうなるんだろうってことになりますね。
辞める辞める詐欺というのがありますが
俺の場合は、絶対に辞めない辞めない詐欺だな。
そうだ、カウンター基地外ユニットだったな。
自分が安全であることが優先されなければ誰かを救うことなどできない。
俺の仲間には自力で生きていける術を伝えているし、それだけの能力があるから大丈夫だ。
まずは俺のことを考える。
そうだ。そう。
それにしても、10年かけて、ようやく一安心できた、未来に向けて道筋をつけられそうだ、
という段階に来たら、まさかの背後から槍が飛んでくるとか思わなかった。
社長は俺に槍を投げておいて、どうするつもりなのだろう?
想像力が欠落しているからしょうがないのかもしれないが。