不動(秒針も動かず、自動巻きも動かず、日付曜日送りもできません)の、SEIKO 5 ACTUS ムーブメント 7019A を整備していきます。
そう、初めての腕時計のオーバーホールです。
整備に必要な工具を揃えるのに時間がかかりました。コロナで中国からの配送がめちゃくちゃ時間が掛かりました。

※これより前はwalthamを数台整備中。ただ内部部品の破損が多く、別途、部品自作の時にアップ予定


文字盤、針は比較的綺麗です。


自動巻です。
自動巻ブリッジのネジが3本とも緩み、ウエイトの動きを邪魔していました。
ウエイトも錆びていて、その錆びが機内に振り撒かれ、そこらじゅう錆びだらけです。

日車面です。(色温度違ってすみません)


日車を外しました。
なんかゴツいバネが居ます。

整備の為のムーブメントホルダーを3Dプリンタで自作します。
こういう治具作りに3Dプリンターは大活躍です。

自動巻ブリッジの裏側
左上のは偏心コマのつく歯車の軸受け
オイル汚れでドロドロです。
まだこのころは、このムーブメントが極めてシンプルでのちの多くの自動巻機構に変革を与えたモデルとはしりませんでした。
この二股のレバーがミソです。



では。