オーロラを求めてフィンランドにやってきた私たち。
ロヴァニエミでは不発に終わってしまったので、
さらに北上し、北極圏を目指します!
さて、オーロラは私たちを迎えてくれるのでしょうか!?
フィンランド滞在記
2012年9月17日~9月27日
~サーリセルカ編~
ロヴァニエミでは天気に恵まれず・・・
ということは、オーロラも見ることができるはずもなく・・・
正直なところ、私はここロヴァニエミではオーロラは見えないだろうと思っていた。
天気が悪かったせいもあるが、なんとなく、そんな気がしていたのだ。
時々私の意識の中に起こる、第六感というか、予知というか・・・
なんとなく、「こうなる」というのが見える・・・というより、「感じる」ことがあるのだ。
そして、それはだいだいあまり良くないことが起こる時にピンと感じることが多い。
たあが頑張ってくれたけど、私のテンションが上がらなかったのはこのせいだ。
最近ではギリシャのフェリーに乗る時に「感じ」ていた。
「このフェリーに乗るとまずい気がする・・・」とピンときて、
慌ててスタッフの人に確認したら、案の定間違ったフェリーに乗っていて慌てて飛び降りたという、例のあれ。
ここロヴァニエミに来て、ろうそく橋の姿を遠くに見つけた時に「ここじゃ無理だ・・・」と改めて感じた。
そして、やっぱりここでは見ることができなかった。
でも、やっぱり・・・だったのでそれほどがっかりはしていない。
次に期待するしかない!
今日も朝から雨が降っている。
朝食を食べ、11:00頃、ホテルをチェックアウト。
雨が止まないので荷物にレインカバーをかけ、レインジャケットを着込み、フードをかぶって
バスターミナルへ向かう。寒い上に雨が冷たい・・・(泣)
しかし、しばらくしてと雨が小降りになってきた。
11:45のバスに乗り込む。ここから約3時間のバスの旅。
オーロラを求めて私たちはさらに北に向かうのだ。
バスはあまり変化のない針葉樹林の林と、牧草地と、ど~んより暑い雲の景色の中を進んでいった。
時折、雲の合間から真っ青な空が見え、
「今日は晴れるぞ!」と思いきや、
再びど~んより雲が広がって雨が降り出す・・・
そんなことを何度も繰り返しながらバスは進んでゆく。
天気に一喜一憂しながら車窓を眺めていた。
とうとう、やってきたんだ~!
そして、到着!
サーリセルカ。
北緯66度33分以北、北極圏突入!
15:00過ぎに私たちの目的地サーリセルカに到着した。
バスを降りると、雨は上がっているものの、やっぱり曇が厚い・・・
でも、ところどころに青空が見えているのが救いだ。
バス停の目の前に、私たちが滞在予定の宿があった。
パブ「PANIMO」。
このパブの中に今日から泊まる予定の宿のレセプションがある。
中に入ってバーのカウンターでチェックイン。
「オーロラ見に来たの?」おじちゃんに聞かれた。
そう!オーロラ見に来たの!
そして、すかさず、おじちゃんにこのサーリセルカでオーロラが見るのに一番いいポイントを教えてもらう♪
町から見ることができることもあるらしいが、このポイントはサーリセルカの町を見渡すことができ、
どこにオーロラが出現しても必ず見ることができるという、オーロラを見るには最高の場所なんだそうだ。
地元の人がいうのだから間違いない!
俄然、オーロラ見る気満々の私たち。
私たちの部屋はこのパブのすぐ裏にあるコテージの一室だった。
かわいらしい山小屋風。
暖房がしっかりきいていてとても暖かい。
そう、サーリセルカに着いてさらに寒さが見にしみる・・・
それもそのはず・・・
気温は6℃。
2013年1月31日現在、日本はの真っ只中、6℃なんてめずらしくもなんともない気温だが、
私たちがサーリセルカを訪れたのは、2012年9月末。
9月、そう、 日本ではまだ残暑厳しい、あの時期。
それを考えればびっくりの気温だったのだ。
太陽が出ている時は日射しがあたたかいが、真夏の昼でも気温はかなり低い。
さすが北極圏。
オーロラを見たいところだが、やつが姿を現すのはもちろん夜。
それまでサーリセルカの街をぶらっと歩いてみることにした。
サーリセルカはラップランド最北のリゾート、フィンランド人にも人気のウィンターリゾート地だそう・・・だが、
寒いとはいえ、まだ9月。
ということは、雪は積もっていない・・・
ということは、ゲレンデもない・・・
ということはスキーもスノーボードもまだできない・・・
リゾート地だけれど、それを楽しむことができる季節ではないのだ。
町には、特にこれといって何もなし・・・
おしゃれなフェンス!?があるカフェを発見したが、開いておらず・・・
やっぱりシーズンオフだからか。
町に一軒あるスーパーマーケットへ。
ここで滞在中の食料を調達、品ぞろえも豊富で便利だった。
マリメッコの雑貨屋さんを見たりしながら、ぶらっと町を歩いた。
夕方になって晴れ間が広がり、青空もたくさん見えるようになった。
今日の夜はオーロラ、大丈夫かも・・・・と心を躍らせる。
部屋には冷蔵庫がなかったので・・・・
でも、北極圏には冷蔵庫がなくても平気だった。
出窓のスペースに冷やしたいものを入れて窓を閉めればなんちゃって冷蔵庫のできあがり。
充分冷える!
なんせ外は冷蔵庫より冷たいのだ。
うれしいことに、湯沸かし器が備え付けてあったので、温かいスープや麺類を食べることもできる♪。
今日はおつまみにチーズ&ドライトマト、そしてメインはパスタ。お湯いれるだけだけどね。
電子レンジがあったらなお最高だった。
インターネットでサーリセルカのオーロラのことについて調査。
パブのおじちゃんに教えてもらったオーロラ観測所のHPを見る。
オーロラが出現した時の電磁波とか磁場とかなんとかよく分からないが、数値のデータが出ている。
はたして今夜、私たちは見ることができるのだろうか・・・
きっと、見ることができる!
いや、見たい!
どうしても見たい!
そして。
20:30過ぎ、いざ出発。
期待に胸を膨らませて歩き始めた。
オーロラが見える大まかな条件は、
①空にオーロラが発生していること
②暗いこと
③雲がないこと
暗いぞ!
雲がないぞ!
あとは、空にオーロラが発生するだけ。
なんだか、行けそうな気がする~♪
<ゆか>
ぽちっとしてくれたらオーロラ見えるかもよ!