ワイン三昧 in Margaret River | さすらいふうふの世界一周

さすらいふうふの世界一周

世界を巡る旅を終え、帰国しました!
しばらくは(!?)日本で新たに生活を始めます。
ひきつづき、応援よろしくお願いいたします。

今日はマーガレットリバーのメインイベントのひとつ、ワイナリー巡り!


数あるワイナリーを巡ってワインを楽しむためには車が必要。
でも車で移動となると、運転手はワインが飲めなくなってしまう…さすがにふたりとも運転はしたくない(笑)
ということで、ワイナリー巡りのツアーに参加することにした。
数あるワイナリーツアーの中で、私たちはワインメインでしかもワイナリーでランチが楽しめるという

ツアーを選んだ。


10時にツアーのバスが宿の前まで迎えに来てくれる。
ガイドのトニーさん。
明るくて気さくなマーガレットリバー出身のおじちゃん。
私たちが参加した1日ツアーは参加者が私たちふたりだけ…

午後から半日ツアーの参加者が合流する予定だったが、
これも前述のブッシュファイヤー(山火事)の影響でキャンセルとなったのか、
結局、一日を通して私たちふたりだけの貸し切りツアーとなった。
ラッキー!? 不幸中の幸いとでもいうべきか。




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まず、「Wartershed」。マーガレットリバーのワイナリーの中では比較的新しいワイナリーのひとつ。
ステファニーという女性が1つずつワインについて説明してくれる。
ひとつずつテイスティング。
グラスを回し、ワインの色を楽しむ。
鼻で香りを楽しむ。
口の中でワインを転がし(見た目、ワインでうがいしてるみたいだけど)、口に入れた時の感触を楽しむ。
次の一口でワインの風味を楽しむ。
最後の一口でワイン全体をまとめて楽しむ。

…的な感じ!?



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白ワインから始まり、赤ワインまで、全部で8種のワインをテイスティングさせてもらう。

ワインそれぞれにそれぞれの材料、製法があり、それぞれの香り、味がある。
たとえば、このワインは2品種のブドウを使って作っているとか、ブドウの皮を少しだけ使って色づけしているとか、
または、樽。
木製、スチール製など、樽に使われている木(一番いいものはフランス産のオーク材)が違うとか、
その樽に寝かしている期間が違うとか。
ほんとうに多種多彩。
ワインの香りや味の表現もいろいろ…たとえばさわやかなシトラス、グレープフルーツとグアバの風味、とか。
パッションフルーツの風味を漂わせつつ、後味には炒ったナッツ香りが残る、とか。
濃い味のプラム、ハーブ、チョコレートの香りがしつつ、後味にはナツメグやシナモンのスパイシーなパンチがきく、とか。
実際、そう言われると妙に納得できたりする。






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2軒目は「Leeuwin Estate」。
このワイナリーの敷地にある野外コンサート場では有名な歌手たちのライブが行われている。、
また、昔、貯蔵室として使われていた場所をアートギャラリーにして、
いろいろな作家の絵 ―その絵がワインのラベルとしても使われている―が飾られている。
ダンディーな男性がワインを説明してくれる。
ここのスパークリングワイン、白ワインは絶品!!
「いかが?」と聞かれ、すべてのワインに「Wonderful」と答えるしかなかった。

テイスティング料が2ドルかかる高級赤ワインも堪能。
100%フランス製のオーク材で作られた高級なワイン樽に長期間寝かされているからこそ高級なこのワインなのだが、高級な樽に長い間寝かされていればいるほど=高級であればあるほど、
私にとっては味にスパイシーさとタニングが強く、苦手なものに感じられた。

赤ワインはまだまだ勉強が必要。


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3軒目は「Voyager Estate」。
ここでお待ちかねのランチを楽しむ。
大金持ちの男性によって作られたこのワイナリー。
白を基調とした建物が空の青、ブドウ畑の緑に映える。見事な薔薇の庭園まである。
その中の素敵なレストランですばらしいランチとすばらしいワインに舌鼓を打つ…。
バックパッカーの私たちにとっては非常に優雅な昼下がり。


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ところが、この日海岸近くでブッシュファイヤー(山火事)が広がっており、

このワイナリーからもこの山火事の煙が積乱雲のようにもくもくと空を覆い始めているのが見えた…
マーガレットリバーの町は大丈夫なのかと気になる。


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午後はベニスンファーム(鹿肉)、チーズファクトリー、チョコレートファクトリー、
そしてインド洋が見渡せる丘などにも寄りながら。

「BETTENAY'S」では、ワインのテイスティングとともに、「Naugut(ヌガー)」を食す。
ここのヌガーは手作りで、卵の白味、粉、はちみつ、ドライフルーツ、ナッツなどの材料を混ぜ込んで、
秘密の温度で秘密の時間じっくりと焼き上げたもの。元祖はフランスのお菓子だそうだ。
日本のお菓子にはない触感と味なので表現するのが難しいが…
見た目はちょっと硬めのマシュマロのような感じで、
でもグミのような、キャラメルのような…そう、ハイチューのようなchewyな触感かも。
たあはとっても気に入り、ラムレーズンのヌガーを買った。


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最後は「Adinfern Estate」でポートワイン。食前や食後に飲むデザートワインで締める。
料理に合うワインとは全く異なり、とっても甘くておいしい。
食前ワインで食事を始め、料理と合うワインを楽しみ、また食後をワインで締める…
おしゃれ・・・。


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トニーさん、どうもありがとう!


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***


ワイン通ではないが、ワインが好きな私たち。
日本でもちょくちょくワイン(安いハウスワインが主だけど)を買って飲んだり、
お気に入りのイタリア料理店やフランス料理店に出かけた時には必ずボトルでワインを頼む。
でも今回のように、一度にいろいろな種類のワインを飲み比べるのは初めてで、そして飲み比べるからこそ、
ひとつひとつのワインの香りや味の違いが分かった気がする。


結論。

私たちは赤ワインより白ワインが好き。
一般的に、お肉には赤ワイン、お魚には白ワインが合うというのがテーブルマナーのようになっているが、
ワインは個人の好みの大きく左右されるので、私たちのように白ワインのほうが好きというなら、
お肉を食べる時に白ワインを頼んでも別におかしくはない…とステファニーが言ってくれた。


次は本場フランスのワインを堪能するかな。


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マーガレットリバーのワイナリーの代表的なワインのラベルポスター。かわいい!



***

この日、猛威をふるったブッシュファイヤー(山火事)。
この山火事がマーガレットリバーのすぐ隣の町プレバリーのにも広がり、民家30軒を焼く大惨事に。
町の人たちはみな避難して無事とのことでほっとする。


それ以降も南へ南へと猛火は移動中…。
プレバリーの町、ビーチ、そして町に続く道は全てクローズされ、ここでサーフィンをするという私たちの予定も
没となってしまった…
私たちはマーガレットリバーの中心地に滞在していたので惨事に見舞われることはなかったのだが、
ここもしばらく火事の煙に覆われていた。



さすらいふうふの世界一周

後日、新聞の記事にて。



<ゆか>


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