どうも。ニンニンこと蔵崎 恵心です。
仙台旅の最終日、とある場所へ向かおうとしたらまさかの雨日和でした
(さすが雨男)

鹽竈神社(5年ぶり)
鹽竈神社を出た後、御釜神社⛩️にもついでに参拝しようと向かっていたとき、その途中に駄菓子屋さんがあることを思い出しました。
駄菓子屋 やまだ屋さん
実はそこの駄菓子屋さんには古銭や古い切手などがたくさんあって、5年前に古銭を何枚かお土産に買ったことがありました
(実は古銭が大好き
詳しくはないけど。特に一番の好みは、やはり銭です
常に財布に忍ばせています。)



そして、道なりに歩いていたら、駄菓子が並んでいるのが見えて、すぐに見つかりました

「うわ〜
懐かしい



」






女将さんと大女将さんの二人。大女将さんは問屋さんの相手していてすぐ居なくなってしまいました。5年前に来た時は確かあの大女将さんが相手してくださいました。結構おしゃべり好きで、東日本大震災の時にお店の下まで津波が押し寄せてきて、2階に避難した話や、旦那さんが古銭や切手集めの趣味があってやっているとか、色々と話を伺った思い出がありました。ちなみに女将さんは去年からここのサポートをしているそうです。
そして、奥には古銭が一面にビッシリ‼️古銭どころか今でも流通してる硬貨や紙幣の記念ものなども飾られていて、バージョンアップしていました☆眺めているだけでも時間経つのが忘れてしまうくらい夢中になっていました。

ショーケースに「仙台藩 伊達家で流通した仙臺通宝 入荷!」と書かれたシールを見て、5年前に1枚だけ昔仙台藩で作られた古銭(寛永通宝)を記念に買ったのですが、いま一度また観てみたくなったので、女将さんにショーケースを開けてもらいました。
そしたら、そこにあったのは寛永通宝ではなく、「仙臺通宝」と書かれた古銭でした
これは僕も持っていない。しかもよく見ると、形が四角い。これは天明の大飢饉の際に、藩財政の逼迫が起きたことを機に、幕府が期間限定で独自の通貨発行を許可して、仙台藩が作ったものだそうだ。ただ、質の悪いことから逆に藩内でインフレ起こす要因となったそう。←Wikipediaより


何枚かあるうちの1枚を選んで購入。ついでに駄菓子もいくつか買いました☆実は駄菓子系も大好きで、昭和の昔ながらの駄菓子屋で駄菓子を買うことに常に憧れていました☆
駄菓子も最近のはネーミングセンスがいいなぁと。思わず手に取りながらクスッと笑ってしまいました

実は話はこれだけではありません。女将さんから「どこから来たんですか?」「観光ですか?」と聞かれて、占いのイベントの出展で来たことと5年前にここに来たことがあることを話したら、目の色変えるように…
「えっ!占い師さんなんですか⁉️私占いにすごい興味があって〜‼️
」と、占いに釘付け。

せっかくここで出会ったのも何かのご縁だし、(道具はあいにくバックパックでロッカーに置いてきてしまった)、手相を軽く見ましょうかという流れに

そしたら、なんといつのまにか積もる話や切実な話題の話になって(←自分と女将さんの2人だけということもあって)、なんか自分もこれは切実だなあと思って、手相どころか生年月日を聞いては色々と話を伺っていました。
時間も気にせず、駄菓子屋のカウンターでゆっくりと立ち話
でもそれがまた居心地よかったのです




そしたら、女将さんから「これぐらいしかお礼できないんだけど…どちらか選んでください
」と、まさかの古銭(売り物)を先ほどのショーケースから出してきて、どちらか選んでほしいと。思わぬ展開に急に申し訳なさが出てきて断ろうとしたのですが、女将さんが「すごくいいお話を聞かせてもらえたし、それに私たちもいつまでお店を続けられるか分からないから。古銭を大事に取っておいてくれる人にもらって欲しい
」と熱い思いを語ってくださったので、お気持ちということでありがたくいただくことに☆



誰がこんな展開を迎えるだなんて予測していたでしょうか。
この1枚には仙台藩の歴史とロマン、そして女将さんのお気持ちがこもっている。超プレミアな1枚です





カウンターの上には年表が書かれていて、駄菓子屋としては今年で69年、来年は70年になるそうだ!お店そのものは明治8年から続く創業149年!来年は150年の年を迎えるとのこと。
時代の変遷が激しい中、こうして続けられるだけでも凄いことです。
また近いうちに(早くても来年かな)、ここに来よう!
仙台の旅の最後にこんな素敵な出会い、ご縁があったことに本当に心から来てよかったです

心の興奮の冷めぬまま、すぐ斜め向かいの御釜神社⛩️に参拝しご挨拶してから、更科本店にて蕎麦活して、仙台駅に向かったのでした。
駄菓子屋やまだ屋の女将さん、大女将さん☆またいつか元気にお会いしましょう
ありがとうございました




5年ぶりの仙台、四泊五日の旅
今回のテーマは総じて「懐かしい思い出の地巡りと再会」でした☆
この5年の間に、変わったもの、無くなってしまったもの、変わらず残っていたもの…など色々ありましたが
もうとにかくすべてが懐かしく、中にはまだ知らなかったことや場所がといった新たな発見
そして懐かしい再会と、新たな出会いもたくさんあって
仙台に来れてよかったと改めて思いました

このタイミングで出会えたのは偶然ではなく必然です。
旅でご縁をいただいたすべてに感謝いたします

また近いうち、仙台を訪れることを楽しみにしています
以上、ニンニンこと蔵崎 恵心でした。
