愛知県・名古屋市の中学受験の国語と社会を考える

愛知県・名古屋市の中学受験の国語と社会を考える

名古屋で主として中学受験の国語と社会の家庭教師をしております。いろいろと気付いた点を綴っていければと思っております。

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こんにちは。論文の校正をしていたため、すっかり時間がとられてしまいました。


その間に名進研の模試がありました。


国語に関して言えば、全体としてやさしめですが、標準的な問題がそろっていると思います。


大問1は物語です。

問一はやさしい問題です。


問二は言葉の意味です。言葉自体を知っていれば、もちろん問題ありませんが、その言葉を知らなくても、文脈から考えて正解を選べるようにしましょう。


Bは「ミルクパン」の意味を選ばせるというなかなかの問題です。


正直なところ、家事に疎い私は、一読した際に「これは何だろう?」と思ったのですが、逆に設問を見て納得しました。


考えてみればフライパン(fry pan もしくは frying pan)のパンですよね。


研究社の新英和辞典をひくとpan 「(通例浅く、片手用の長い柄のついた)なべ」と書いてありました。


少し難しかった問題かもしれませんが、こういう時に文脈から「片手のなべ」を選べるかどうかが、重要だと思います。


C「あざわらわれた(る)」は、受け身の表現ですので、少なくとも「受け身」の選択肢を選んでほしいと思います。


Dは選択肢の「抜け目がない」とう言葉自体の意味も知らなければ、自信を持って解答を選ぶことができませんね。

 
Eは文脈から正解を選ぶことができると思います。


問三は「打ちひしがれて」、問四は「拍子抜け」という言葉の意味を知っていれば比較的容易に解けると思います。


問六も「息が止まりそうになった」という意味を理解できるかどうかが問題を解く「カギ」になります。


いずれの問題も言葉の意味を知らなくても、文脈から解くことは可能ですが、言葉の意味を知っていれば、早く正しく解くことができます。日頃から語彙を増やすようにしましょう。


問五は記述ですが、難しくありません。ただし設問の要求にあった形で書くことが大切です。


問七は選択肢の前半部分はすべて同じ文、真ん中の部分はひとつの選択肢だけが異なり、最後の部分がすべて異なるという形です。したがって、選択肢の最後の部分をしっかり検討して正解を選んでほしいと思います。


問八は大問一でいちばん難しい問題です。

設問で「理由」を書けとなっているため、文末は「から。」になります。

「大声で泣きじゃくった」時の気持ちは、「安心した」からなので、指定語句の「緊張」を使い、「緊張が解け、安心したから。」という形にとりあえずします。


では「なぜ安心した」かといえば、「清田の施設にもどすようなことはしないから」という「あたし」の言葉を聞いて「大声で泣きじゃくった」ので、「願い」という指定語句を使い、「清田の施設にもどらないという願い」という形になります。


このふたつをつなげて、「清田の施設にもどらないという願いが通じ、緊張が解け安心したから。」となります。


ただし少し文がおかしな感じがしますので、「清田の施設にもどらないという自分たちの願いが通じ、安心して緊張が解けたから。」という解答になります。


しかしこれでは字数オーバーなので、「清田の施設にもどらないという願いが通じ、安心して緊張が解けたから。」になります。


模範解答では「願い」の具体的な内容は書かれていませんが、よりよい解答をめざすならば、個人的には「願い」の内容を入れた方がいいと思います。


この問題は完全な解答を書くのは難しいかもしれませんので、まずは部分点を狙うようにしましょう。


いずれにしても間違えた問題は、解説を読んでしっかり復習しておきましょう。


難関校を狙うなら、2点の問題でひとつの間違い、問八の記述の部分点でひとつの間違い、として、マイナス6点でおさえておきたいですね。


ところで大問一は、このように全体として比較的良い問題ですが、この問題には大きなミスがあります。


それは出典の本のタイトルが間違っていることです。『おれたちの青春』となっていますが、正しくは『おれたちの青空』です。かなり印象が違いますよね。


以上です。