もう腰を揉むのはやめなさい! 腰痛の“真犯人”は足の裏にいた!
…何のこと?と思いましたか?
長年あなたを苦しめる、忌まわしい腰痛。
これまで一体、どのくらいの時間を費やして腰をマッサージし、電気をかけ、湿布を貼ってきましたか?
それでも、痛みはゾンビのように蘇ってくる…。
もし、私が「あなたの腰痛の根本原因は、腰にはない」と言ったら、あなたはどうしますか?
このページを読み終えた時、あなたは二度と自分の腰を恨めしそうに叩くことはなくなるでしょう。
なぜなら、真犯人がまったく別の場所にいることに気づいてしまうからです。
その犯人の名は…「足の裏」です。
人体は“一枚岩”ではない!「筋膜」という名の全身タイツ
話の前提として、まずは私たちの体の構造についての古い常識を捨てていただきます。
これまで私たちは、筋肉を「肩の筋肉」「腰の筋肉」といったように、パーツごとに独立したものだと考えてきました。
それは、大きな間違いです。
筋肉の一つひとつは、「筋膜(きんまく)」という薄いラップのような膜で包まれています。
そして、この筋膜は隣り合う筋肉の筋膜と繋がり合い、まるで全身を覆うウェットスーツやボディタイツのように、頭のてっぺんから足の指先までを途切れることなく連結しているのです。
この筋膜の連結ラインは「アナトミートレイン」と呼ばれ、体には何本もの“路線”が走っています。
腰痛を引き起こす“呪いの路線” ―― スーパーフィシャル・バックライン
そして、数あるアナトミートレインの中でも、特に腰痛と深い関わりを持つのが、体の背面を縦断する「スーパーフィシャル・バックライン(SBL)」という路線です。
この路線は、驚くべきルートを辿ります。
【スーパーフィシャル・バックラインの経路】
足裏(足底筋膜)
↓
ふくらはぎ
↓
太ももの裏(ハムストリングス)
↓
お尻
↓
腰・背中の筋肉(脊柱起立筋)
↓
頭のてっぺん(帽状腱膜)
お分かりいただけたでしょうか。
そう、あなたが「痛い!」と感じている腰の筋肉は、この長い長い路線の中の、ほんの一区間に過ぎません。そして、この路線の始発駅は、まぎれもなく「足の裏」なのです。
想像してください。全身タイツを着ているとして、足の裏の部分だけを誰かが強く引っ張ったらどうなるでしょう?
足の裏の布地が引きつれるだけでなく、その張力はふくらはぎ、太もも裏を伝って、最終的に「腰」の部分の布地までをも強く引っ張り、歪ませてしまいますよね。
これが、あなたの腰に起きていることの正体です。
“真犯人”を特定せよ! 足裏の癒着を解放するセルフケア
長時間の立ち仕事、合わない靴、運動不足…。
これらのせいで、私たちの足の裏の筋膜(足底筋膜)はガチガチに硬くなり、癒着を起こしています。
この癒着こそが、腰を引っ張り続ける張力の発生源なのです。
ならば、やるべきことは一つ。
腰を揉むのではなく、この始発駅である「足の裏」を解放してあげることです。
【テニスボール足裏リリース】
- 椅子に座り、床にテニスボール(なければゴルフボールやラップの芯でも可)を置きます。
- 片方の足の裏をボールの上に乗せます。
- 「痛いけど、気持ちいい」くらいの圧をかけながら、足裏全体をまんべんなく、ゆっくりと30秒〜1分ほど転がします。
- 特に、土踏まず、指の付け根、かかとの内側は念入りに行いましょう。
- 終わったら、反対の足も同様に行います。
これをやった後、一度立ち上がって前屈してみてください。
どうですか?腰を一切触っていないのに、さっきよりも楽に、深く曲げられるようになっていませんか?
それが、足裏の筋膜の呪縛から、あなたの腰が解放された証拠です。
事件現場は腰でも、犯人は足裏にいる
あなたの腰は、ただ悲鳴を上げていただけの「被害者」です。
いくら被害者の手当てをしても、真犯人を野放しにしている限り、事件は何度でも繰り返されます。
もう、的外れなケアに時間とお金を浪費するのはやめにしませんか?
あなたの腰を本当に救いたいのなら、まず目を向けるべきは、毎日あなたを支え続けてくれている、その小さな「足の裏」なのです。
今日から、あなたの腰痛ケア革命を始めてください。
当店ではアナトミートレインを駆使した施術で腰痛や肩こりを寛解に導いています。