ブログに書いた。
これまで、後悔ばかりの人生だった。
もう少しまともに生きていれば
その後悔も少しは感じる事も減っただろうか
なんて考える。
これまで沢山の人を傷つけた。
沢山の事に傷ついた。
でも、もう20年以上、後悔しなかった事
それはバスケットボールに巡り合った事
どうしようもなく荒れていた僕を見兼ねて
中学二年の春、恩師である監督があの時
「バスケをしてみないか？」
と声をかけてくれなかったら
僕は今よりもっとろくでなしの人間に
なっていたと思う。
今でも新しいバッシュを買う度に
どうしても学生時代に使っていた
バッシュが気になってしまう。
そして、やっぱり選んだバッシュは
昔、憧れたNBA選手のモデルを買って
しまう。
気がつけばもう３月、冬が終わる。
暖かい風が新しいドアをノックしていく
またあの季節がやってきたんだ。
3月はバスケと出会った季節
そして、母を亡くした季節
バッシュをはいて、コートに立つ度に
思い出す。
霞んでしまった高揚感
「バスケを始めようと思う。」
そう伝えた時の母の嬉しそうな顔。
過去は変えられない。絶対に。
でも未来は変えられる。自分自身で。
僕は出会いに恵まれ、今の生活がある。
でも、このブログを読んで下さっている
読者の方の中には、良い出会いに恵まれず
苦しい思いを毎日している人や、
朝が来て、今日も一日、憂鬱な時間が
始まる…。そう思ってしまう人もいると思う
だけど、こんな僕でも「未来」なんて
言葉が出る様になった。
明日さえ信じられなかったあの僕が。
何か一つだけでも、心に暖かいと感じる
ものがあれば、きっと大丈夫。
もうすぐ、桜が咲く季節
コロナ禍でお花見は自粛かもだけど
来年も、この先もずっと桜は咲く。
そして、この季節がやって来る度
僕は思い出す。
始めてバスケボールを持ち
必死に走ったあの日々を。