お悩み相談室のmy Pick
最近、「上級国民」という言葉をよく耳にする。
一番、最近聞いたのは国会での答弁の中だった。
でも、僕はその「上級国民」という言葉を初めて知り
その、一般人との扱いの違いに驚いたのは
池袋で起きた元官僚による母子の命を奪った交通事故だ。
この事故での裁判での元官僚の発言に耳を疑った。
自分の運転の過失ではなく、あくまでも車の不具合の責任
としたのだ。
その後の検証の結果、事故の瞬間に被告がブレーキを
踏んだ痕跡はなく、時速140キロで赤信号の交差点に
突進し、結果的に何人もの人が犠牲になり死亡者まで
出てしまった。
にも関わらず、被告は
「高齢者が安心して運転できる車を作って欲しい」
と発言した。
この被告、二人の命を奪っていて拘束もされず
その後の警察、検察の対応が「元官僚」への忖度が
あるとしか思えない待遇だ。
これが一般人なら、即逮捕、拘束され裁判を受けているだろう
それが、事故を車の責任にし、反省の態度のカケラも見えない
この被告が「上級国民」だからこういった扱いを受けている
なら、あんな格式張った裁判所や裁判官など必要ない。
事件の重さを判断し、然るべき罰を与えることをしないので
あれば、被害者の無念も世論も関係ない。
そんな上級国民、下級国民と分けて隔てて区別するなら
選挙なんて必要ないじゃないか。
勝手に、上級国民だけで国の経済を回す事が出来るなら。
経済を支えているほとんどの人が、政府が
「国民」と呼ぶ「下級国民」なのだから。
総理大臣は経済の再生などをよく口にするが
いくら国民が頑張っても、一部の政治家が国民を
バカにするような言動をしているうちは再生などあり得ない
人間に上級も下級なんて区別なんかないんだ