いつからだろう、上手に眠れなくなったのは

 

いつからだろう、自分を可哀想だ勘違いし出したのは

 

いつかからだろう、大事なものが掌の隙間からこぼれ落ちて

 

それでも前へ・・・と決めたのは

 

いつからだろう、いつだって強くて、明るい自分を

 

演じてしまうようになったのは・・・

 

大事なものは見た目や形を整えるんじゃなくて

 

まず、自分の心の声を聞く事。

 

ちゃんと聞こえるまで耳をすます事。

 

そのうちに、自分の心が気持ちいいと思える事があれば

 

それし従えばいいんだ。

 

いつまでも、自分の声も聞こえないふりをしていると

 

そのうち本当に聞こえなくなってしまう。

 

そんなことは、わかっていた、分かっていたつもりだった。

 

でも、僕はきっと自分自身の心の声を聞こえないふりをして来たから

 

本当に聞こえなくなってしまった。

 

自分が、どうしたのか、どうしてこんなにも弱い人間に

 

なってしまったのか。

 

どんなに耳をすましても聞こえない。

 

そうして、僕はうつ病と診断され

 

今も発作と戦ってる。

 

無視し続けた自分の心が、もう一度だけ声を聞かせてくれる

 

その日まで。