お悩み相談室のmy Pick

これまで、このブログで病床数が足りずに入院が出来ず

 

軽症者の療養施設も不足している、ということを

 

問題視し、不満と怒りを書き連ねてきた。

 

しかし、今日の報道番組で自宅療養を余儀無くされている

 

比較的、症状が重い患者さんが実際どのような生活をして

 

どのような支援を受けられているか、知ることが出来た。

 

自宅療養者への国からの支援は

 

「食料の支給」

 

それだけだ。

 

倦怠感がひどく、高熱でトイレに行くのも辛い人に

 

インスタント食品のカレー、パサパサのパン、味噌汁

 

それと飲料水が10日分送られてきたという。

 

当然、保健所には症状を訴え、食べ物を飲み込むだけで

 

喉に激痛が・・・という患者にパサパサのパンを

 

送りつけるなんてどうかしてる。

 

薬は病院で診察を受け、医師から処方された薬しか飲むなと

 

言われたが、診察を受けられないから自宅療養しているということも理解、判断出来ないのか。

 

自治体によってはもっと違う支援があるかも知れないが

 

僕が見た、その患者さんは家族に感染させたくないから

 

実家には帰らず、一人暮らしのアパートで我慢して

 

生活している、とのことだった。

 

自宅療養中に容態が急変して亡くなるという事案が毎日

 

起きているのをテレビなどで知ると

 

「自分もいつ、そうなるか分からない。」

 

という恐怖で夜も眠れないと語っていた。

 

外出は禁止、自宅で待機、いつ病院で診察を受けれるかも

 

分からない・・・これが自宅療養という現実だ。

 

現在、自宅療養者数は1万人も超えている。

 

実際、治療を受けたり、軽症者の療養施設に入居できている

 

人の方が圧倒的に少ない。

 

これでも、まだ医療崩壊は起きていないと政府はいうのだろうか。

 

随分、前から医師会の会長が

 

「このままでは医療崩壊になりかねない。」と

 

言っていた。

 

今では医療壊滅という言葉も使って警鐘を鳴らしている。

 

これまで、すべてこの医師会の会長の言う通りになっている

 

もしも、コロナに感染し入院や医師の治療が不可能で

 

自宅療養と指示された時は、ある程度の覚悟が必要なのだと

 

恐ろしい気持ちになった。