いっぱいの幸せをありがとう。
僕は幸せ者だ。
だって最期にあなたの顔を見れたから。
これも日頃のなんとやろなのかな?
最期ってなんだよ。
お前は死なない、そうだろ?
泣きながら返す僕を見て笑いながら
あなたは前言ってたよね?
私が先に死んだら俺も後追うよって。
震えた声で彼女が言う。
あぁ、すぐに行くから先行って待っててな!
僕は本気で返した。
彼女がいない世界なんてきっと
色のない世界と同じだと思うから。
ありがとう。
でも、絶対に来ないで。
その言葉が聞けただけで私は満足だよ。
あぁ、幸せだなぁ。
いい?
あなたは絶対に違う人を見つけて幸せになってね?
私の事は忘れて下さい。
大好きなあなたの足枷にはなりたくないの。
絶対に私の後を追わないで!!
約束しないと化けて出ちゃうよ?(笑)
返事が出来なかった。
ここで返事したら彼女がもうすぐ死ぬ事を
認めてしまうようで怖かった。
頭では理解してるつもりだが
本当に認めたくなかった
彼女は天国へ旅立ちました
あれから8年
後を追おうと思ったけど
約束守って追わなかったよ。
僕まで死んだらお前との思い出が
この世界から消えてしまうから。
辛かった。毎日
あの日から一瞬でも生きた心地がしなかった
いつかは俺もそちらに行きます。
その時はいっぱいいっぱい話しようね?
いっぱいいっぱい抱きしめて
いっぱいいっぱい頭なでて
いっぱいいっぱいキスをしよう。
幸せをありがとう。
あとすこし頑張って這いつくばってでも、
生きてみます。
もう少しで、また冬が来ます
あなたを亡くした、あなた無しの季節が