昭和、平成、令和と
目まぐるしく変化する世界の中
コロナウイルスという得体の
知れないモノによって
命を奪われた祖母
そんな祖母に対して
僕の養父が吐いた衝撃の
一言。
「97歳まで生きれれば十分やろう」
あぁ、この人はこんな風に
自分の「大切なモノ」を失った時に
自分自身にケリをつける事で
ここまで生きた人なんだと
ようやく、理解できた。
周りが聞くと、なんて酷い言い草だ
などと思ってしまうだろうが
この人は正面から命と向き合うのが
怖いんだ。
そう思うと
この人から出た、信じられない
一言にも
納得ができた。