昨日、祖母の死の報せを受けて
最近、徐々に改善していた不眠が再発したみたい
全然、眠気が来ない。
人が死に至る要因
孤独、犠牲、虚無、絶望、破壊、陶酔
狂気、強欲、憤怒、そして老い・・・
その要因を感じると、眠ること自体が怖くなる。
睡眠薬に頼って眠ることはできるかも知れない
でも、そんな方法で眠ると必ず悪夢で目が覚める。
これはどんな精神科の病院を受診しても
治療方法はない。医者も首を捻るだけだ。
うつ病という病名を付けられて薬を処方されて
帰されるだけだ。
それをこれまで何度繰り返してきただろう
形あるものはいつかは壊れる。
人間もいつかは死を迎える日が来る。
「人生は一度きり」
という言葉を誰もが一度は聞いたことがあるだろう
僕も昔はそんなこと、当たり前だろう、くらいにしか
気に留めてなかった。
何度も身近で大切な存在の死を見てきて
人生は一度きり、という言葉の深さを理解できた。
後悔ばかり、苦労ばかり、不幸な出来事ばかり
そんな人生を送り最期を迎えるなんて
これ以上、残酷なことがあるだろうか
この世界に生まれ落ちてから寿命というものが
決まっているのなら、せめてその日まで
人生を全うする権利は人間、誰もがあるんじゃないか
しかし、現実には殺人、自死、そして今回のような
ウイルスなどが原因での病死・・・
人生の半ばで終わりを迎えてしまうことが多い
僕はそんな人を沢山見てきた。
その度に僕の心の中には雨が降る。
不眠の原因はその雨だ。
この雨が止む日が、いつかは来るのだろうか・・・