僕はこれまで、決して人様には胸を張って言えるような
生き方をしてこなかった。
親から捨てられ、両親がいない子供の辛さを
誰よりも知っている僕が娘に養育費として
仕送りを続けただけ。
娘は父親がいないという理由で、少なからず
困ったこともあっただろう。
娘を育ててくれた、元婚約者・・・
シングルマザーとして娘をこれまで育ててくれた
そのことに心から感謝している。
僕のせいで運命を捻じ曲げ、酷く傷つけてしまった。
何をしても償い切れないだろう。
娘に会う度に教えていたバスケットボール。
初めてボールを持たせてから、もう10年になる。
今年はコロナの影響で、夏のインターハイは
行われなかったけれど
強豪校にスカウトされ、好きなバスケを
好きなだけできる。
そのことがとても嬉しいと言ってくれた。
僕にはもったいないくらい、真っ直ぐな
人間に育ってくれた。
子育てをしてくれた女性に感謝
そして、今でも僕と一緒にバスケをしてくれている
大切な人に感謝
僕にとって、1日1日が本当に奇跡の連続だ。
この世の中にはシングルマザーとして
お子さんを育てている女性も多い。
養育費や慰謝料ももらえず生活が苦しい世帯も
数多くあるだろう。
でも、「子どものために・・・」
と日々頑張って、仕事と家事を両立している人は
本当に強い人だと思う。
それが本当の「家族」なんだろう。
「なんで自分ばっかり」
「辛い、苦しい、消えてしまいたい。」
心配しないで、誰もがそんな心を持ってる
あなたは決して1人じゃない
ひとりぼっちなんかじゃないよ