職場で急に気を失い

 

救急搬送されて1週間が経った。

 

3日前に視力に異常を感じ、病院を受診したところ

 

外転神経麻痺という病名を宣告された。

 

その後、紹介状を書いてもらい次の病院へ・・・

 

というのをもう4度繰り返している。

 

たらい回しだ。

 

少し前の僕だったら、このくらいの体の異常なんて

 

気にも止めなかったと思う。

 

別にいつ死んでもいい。それが運命なら

 

なんて考えて、投げ出してしまったかもしれない

 

でも、人は守るものがあると強くなる。

 

なんとかして、生きようと努力する。

 

そんなことをこの年齢になって気付いた。

 

守るものがあると、人は弱くなる。

 

守るもの、失くすものがない人間の方が

 

強いものだと思っていたから

 

僕は、幸せになることに臆病だったんじゃないか

 

もっと早くこのことに気づけていたら

 

これまで重ねた幾つかの後悔をしなくて済んだかも

 

知れない。

 

楽な道の歩き方ではなく、険しい道の歩き方を

 

もう少し早く学ぶべきだったと

 

今更ながら、考えさせられた。

 

僕は一人じゃない、本当に孤独な人間なんて

 

存在しないのかも知れない