やっと梅雨が明けた。
うつ病を患う者にとって最もしんどい季節が
ようやく終わった。
今年も各地で水害があり
ここ何年か、毎年『50年に一度』という
大雨が降っているような気がする。
梅雨も明け、これから夏がやってくるというのに
僕は、外転神経損傷という病気になってしまった。
左目が半分動かなくなるという症状だ。
今回、仕事中に突然気を失い気づいた時には
救急車に中・・・
2年前にも同じ状況で失神して救急搬送されたが
今回のような症状は出なかった。
今週だけで、4件もの病院を受診したが
どこの病院の医師も検査結果を見て
首をひねらすだけ。
来週の月曜にも二件、病院にいくのだが
最終的には大学病院で入院しなければならないと
言われた。
僕は、入院が嫌いだ。
妻を亡くしたあの日のことをどうしても思い出すから。
余計に体調を崩すのではないかと
心配だ。
僕は辛い思い出が残っている場所があれば
そこを楽しい思い出で塗り替えるようにしている。
でも、病院だけはやっぱり苦手だ。
「残念ながら奥さんは助けられませんでした」
そう、僕に告げた医師のあの顔、僕に近づいて来た時の
あの足取り・・・今でも覚えている。
忘れられない。
でも、この病気を治さない限り、バスケットボールは
できない。
神様も意地悪だと思った。
バスケットボールの選手から視力を奪うなんて
残酷すぎると思うのは僕だけだろうか?
せっかく梅雨が明けたのに