最近の自分のブログを見返してみると

うつ病を発症した頃の自分を思い出す。

その頃は精神科という選択肢が無く

妻の自死の後に自殺未遂をした時に

搬送された病院で初めて診療内科という

存在を知り、半ば強制的に受診させられた。

その頃の僕は、もう何もかもが

どうでもよくて、当然、将来なんて

考えられなかっし、明日の事も考える

ことができなかった。

心療内科の医師にもただ

「受診するつもりなどない、どっか行け」

と暴言を吐いていた。

いつまでも続く入院生活に嫌気がさして

強引に退院した。

その時、入院中のお世話や費用を負担

してくれていたのは、当時勤めていた

会社の社長で、社長は退院後

少し静かな環境の病院で気持ちの整理を

することを強く望んでいたが

僕はその提案を無視し、社会に戻ろうとした

それが、人間性を取り戻す為の近道だったと

気づいたのは、それから随分、後の話。

僕は、その後、迫って来る恐怖の記憶から

逃げるようにがむしゃらに働いた。

職場の先輩にも恵まれ、その後に

出会った人にも随分助けられた。

そのおかげで、今の僕がある。

こうして、冷静に自分の過去と向き合い

ブログという形で、声を上げるようになった

今では、大切な人に助けられ、こんな

どうしようもない人間の僕の良いところを

見つけてくれる存在に出会えた。

自分のブログを見返して、やっぱり僕は

良く生かされている。

そう思った