先日の娘からの手紙について

 

読者の方から温かいコメントを頂いた。

 

僕には、人に比べ秀でた才能なんてないし

 

お世辞にも、まともな人生を送ってきたとも

 

決して言えない。

 

周りの人にもたくさんの迷惑をかけて

 

心配もかけた。

 

このブログも結局のところ大したことは書けていない

 

でも、人に人生を変える瞬間という出来事が

 

あるとしたら、僕をバスケットボール部に誘ってくれた

 

先生が声をかけてくれた、あの時かもしれない。

 

もしも、バスケットボールを始めていなかったら

 

もっとロクでもない人間になっていたと思う。

 

卒業式の日、先生が

 

「パスをくれる人がいるからシュートが打てる。

 

パスをくれる人がいることを大切にして

 

これからも頑張りなさい。」

 

周りの人より遅く入部したせいで

 

誰よりも練習しなければいけなかった。

 

夜遅くまで練習に付き合ってくれたのも

 

パスの練習も、パスの大切さを教えてくれたのも

 

先生だった。

 

その経験があったから、バスケがあったから

 

僕の中に一本の芯ができたんじゃないかと思う。

 

恩師への感謝はどんなに言葉を尽くしても

 

語りきれるものではないし

 

『パスをくれる人』というのはバスケだけの話では

 

ないと思う。

 

もう、学生時代には戻れないけれど

 

それでもいいと笑って言える。

 

『支えてくれる人の大切さを忘れるな』

 

それを教えてくれたいつも必死に

 

僕を指導してくれた先生と過ごした

 

青春時代は確かにあったと

 

誇りを持って言えるから。