僕の身体はの心のことを
僕よりわかってくれている
心の異常は身体に如実に現れる。
いつだったか奥歯を噛み
立ち止まらせたはずの涙に
悲しみを悲しむといことを
教わった。
小さなバッグに沢山の詰め込んで旅に出た
そんな僕を引き返す度に
君は受け止めてくれた
いつの日も
言葉を選べず途方に暮れる僕
言葉に頼らず抱きしめるあなた
あなたの方がずっと淋しい思いをしてきたはずなのに。
草むらに横たわって流れる雲を眺めると
静かな心を少しだけ取り戻すことができた
少しだけ、ほんの少しだけ
昨日よりも優しくなれる気がするその場所で
一人では生きていない事をかみしめていた
それでも遥か昔、ゆれる夢に魅せられて
守り抜くべき日常を枯らしてしまう
もっと昔、青春を青春とも知らず
駆け抜けてから気付いたように
大切な人の大切さを見過ごしていく
しゃがみこむ背中をさすってくれる
いつもそばにある小さな掌
どんなに綺麗に飾られた言葉よりも
その温もりに助けられてきた
何もかもうまくいく時ではなく
何もかもうまくいかぬ時にこそ
人は大切な存在に気付くでしょう
どんな僕も愛してくれる人の存在に