新型コロナウイルスが感染爆発して3ヶ月が過ぎた。
多くの感染者が出て、死亡者も900人名を超えた。
医療従事者の本当の意味での命懸けの治療のおかげで
PCR検査を受け陽性結果が出た人の命は900人で抑えられて
いる。それでも900名もの尊い命が亡くなったのだ。
それに比べて政府は初めて国内に感染者が出た時も
病院内で初めてクラスターが起きた時も、まるで他人事の
ように何の対策もしなかった。
そのせいで、感染は瞬く間に広がり、マスクの買い占め
が起き始めた頃からようやく、「転売はやめましょう」
くらいの注意喚起しかできず、医療現場が大変なことに
なっていることにも気づかなかった。
対応の全てが後手後手に回り、気がつけば感染者を
受け入れる病床数が足りなくなっていた。
専門家は初めから、このウイルスはワクチンが無く感染速度
が非常に早い。医療崩壊も起こりうる。といっていたのに
関わらず、政府は楽観視していた。
絶対的に、マスクや人工呼吸器などの数が足りなくなり
症状が出てもPCR検査も受けさせてもらえない人が続出
保健所もパニック状態。そこで登場したのが、かの有名な
アベノマスクだ。あの簡素なマスクを国民一世帯につき
2枚配布すると言い安倍総理は今でも意地で使い続けているが
このマスクも届いたのは6月に入ってからだ。全国で見ても
30%の世帯にしか配布されていない。
次に政府がとった手段は外出自粛と営業停止要請
この頃にはもう医療機関はパンク状態。
次々と尊い命が奪われた。
老人ホームでクラスターが起きた時には施設の利用者や
職員も家に帰れず、医師による治療もできず
ただ、毎日のように何もできずに亡くなっていく老人を
職員は見ているしかできなかった。
政府がもっと早い段階でこのウイルスの脅威に気づき
迅速な対応ができていたら、もっと多くの命が救われたはずだ。
長い営業自粛を強いられている、飲食や娯楽施設
そして大きな企業まで倒産してしまい失業者が溢れた。
長い外出自粛、仕事にも学校にも行けず家に缶詰状態
その影響で殺人事件まで起きてしまった。
それでも、政府は自分たちの対応の遅さを認めず
殺人事件のことなど、まるでなかったかのように
今度は国民全員に10万円を支給すると言い出した。
マイナンバーカードで申請してもいつまでも入金はなく
申請用紙が届いたのもつい先日だ。
そのせいで各自治体の役所はパニック状態。
「マイナンバーカードで申請すれば早く入金される」
そんな事を言えば、それまでマイナンバーカードなど
作っていない人や、暗証番号を忘れた人で役所に人が
殺到することなど容易に想像できるだろうに・・・。
そして結局、マイナンバーカードを使いオンラインで申請
しても、結局は担当の人が手作業で確認、入金をするので
問題が続出、申請用紙で申し込んだ方が早かったみたいだ
その10万円が入金されるのはいつになるだろう・・・
感染者の治療に当たっていた医師が感染し、多くの看護師が
休みも取れずに24時間体制で働き、感染者は1万7千名
死亡者は916名まで抑えられた。
全ては治療に当たってくれた医療従事者のおかげ。
テレビのインタビューで一人の医師が
「24時間態勢で感染リスクに怯えながら感染者の治療に
当たっているが、心が折れてしまいそうだ。」と答えていた
それが現場の生の声だ。
政府が言うPCR検査の実施数には程遠く
アベノマスクは280億円もの税金の無駄使いに終わり
今ではドンキホーテで普通に売っているフェイスマスクさえ
病院に配布できない。
安倍総理が会見する度に、医療に携わっている方々に敬意を
自粛生活を送っている国民に感謝する。と言う
今回のウイルスによるこの国の混乱を生んだ張本人が
国民に謝罪もせず、ただただ自らの保身のために見当違いの
法改正までしようとしたことについて、何の説明もしない。
それが自分の生まれ育った国の政府のトップだと思うと
怒りを通り越して、泣けてくる。
そして、コロナウイルスはまだ感染を続けている。
なのに、まるで事態が収束したかのように各担当部署の
大臣に責任を丸投げしてしだす始末。
今は、何よりこのウイルスを完全に本当の意味で収束させる
それこそが、総理大臣という立場の人間がするべき事だろう
それなのに、今度は事業者への助成金支給を委託した結果
20億円もの中抜きが国会で議論されている。
税金泥棒ということは確定しているのは国民みんなが理解している。
税金を無駄使いして、ウイルス対策より保身で精一杯の
人間にこの国の政治を任せていいのだろうか。