先日、SNSで誹謗中傷に苦しみ自殺した女子レスラーについて
非情な書き込みをした者は、相手が自殺した途端
逃げるようにアカウントを削除したという。
それまで「死ね」とか、「消えろ」とか
好き勝手言ってきた奴が、いざ、相手が本当に自死したら
アカウントを消して逃げるという怒りを感じる事件だ。
被害者遺族は、誹謗中傷の書き込みをした相手に損害賠償
請求するということになった。
当然だ。しかし、これは民事裁判ではなく、刑事裁判に
かけてもいい案件だと思う。
これはSNSを使った殺人だ。
しかも、相手が自分のことが特定できないからと言って
相手を死に追いやった、快楽殺人犯だ。
自ら手を汚さずに、言葉で人を死に追いやるというのは
殺人ではないのか。
手を出さなければ、言葉では何を言ってもいいのか。
何気ない一言で、苦しんでいる人は沢山いる。
悪気はなかった、と言って一生消えない心の傷を
おった人もいる。
人を傷つけると言っても、暴力だけではなく
SNSでの不特定多数の人間から心を壊されるというのが
まかり通るなら、同じような被害者はこれからも
増え続けてしまうだろう。
便利な世の中に、本当になったのか?