知人の不倫の話を聞いていて

 

3歳という一番可愛い子供を置いて

 

出て行った父親のことを考えていた時

 

自分が育った施設の事を思い出した

 

僕は孤児院で育った。

 

そこには色んな事情があって児童相談所から

 

連れられてくる子供ばかりだった

 

育児放棄された子

 

親が覚せい剤で逮捕された子

 

親から暴力を受けて保護されて来た子

 

僕は生まれてすぐに捨てられていたところを

 

保護されて施設に来たので親の記憶はないが

 

物心がついて施設にやってくる子供は

 

やはり、家族から離れて知らない大人、子供と

 

生活することに不安を抱えて、小さな子供は

 

怖くて泣き出す子供も多かった

 

そういう子供のために個室が用意されている

 

少しずつ生活に慣れ、他の子供と遊ぶようになると

 

初めは抵抗があった子供にも笑顔が見られるようになる

 

しかし、みんな共通して言えることは

 

「自分は親から捨てられた」

 

という決して消えない心の傷を抱えているということだ

 

今回、不倫をして家庭を放棄した旦那さんの話を聞いて

 

残された子供のことを考えるとチクリと胸が痛んだ

 

母親である、僕の知人はその子を愛している

 

そのことは、はっきりとわかる。

 

この先、彼女が再婚するのか、シングルマザーとして

 

親子2人で生活するのか、それは僕には分からない

 

もし、シングルマザーとしての人生を選択するなら

 

今回の事実は伝えるべきではないと思う。

 

必ず傷つくからだ。

 

人間、嘘はついてはいけない

 

しかし、相手を傷つけないためにつく嘘は僕は

 

許されることだと思う

 

夫婦間の問題に子供は関係ない

 

とりとめの無い文章になってしまったけれど

 

今回のような理不尽な事は無くなって欲しい

 

人は幸せになるために結婚するだけじゃなく

 

1人で乗り越えられない困難を2人で乗り越えるために

 

結婚するのだから。

 

永遠の愛を誓って