日頃の行いは…そんなに良かったのかな(笑)などと思いながらの出発…。
ナビ君の言うとおりにとにかくドライブの始まりです。
高速道路を中心に…タッタカッタッタッタ…27号線からいざお山へ!
途中のPAはお手洗い&店内ブラブラ…この辺りからやっと旅気分(笑)
11時頃に遅めの朝ご飯…たこ焼き!
まだまだ、紅葉と言うには早いけれど…結構な観光バスとすれ違いながら到着。
金剛峯寺へ…館内の拝観。
考えてみると…山のてっぺんのわずかな平地…。そう思うと大きかったです!!
奥行きは広かったかな。
石庭が綺麗に整えられていました…拝観していてもお坊さんやお手伝いのおばさんが普通に生活感を出しています。お坊さんとすれ違った時には、お昼からの観光の方の説法の人数変更とか…精進料理の配膳準備とか…。ここで、「暮らす」…顔がのぞけました。これは、たぶんたまたまだったのだろうけど…私には良い感じって思いましたよ。
で、奥の院に移動。
歩いても10分かからない距離にあります。
奥の院は、今も弘法大師様が日々精進されていると言う聖域。
大きな杉木立の間に、苔むしたお墓が沢山あります。テレビに写される光景です…
有名な会社の慰霊碑的なお墓やモニュメントの様なブロンズ像…そこを抜けると空気が変わるように思います。
左に曲がって、少し行くと高野杉の大木が…ここから、何とも凛とした空気に。
日陰になってしまうから、石畳はしっとりと濡れ苔と土の香りが…
歴史の時間に習う様な戦国武将のお墓とか大名のお墓が…山ですから階段を数段上がればそこにもお墓。
立派なお墓が杉の勢いに傾いたものも多いです。
きっと、当時はお墓の横に小さな杉だったのでしょうが…時間の流れが見て取れる場所ですね。
そこを真っ直ぐに進むと小さな禊川が…
ここからは、私語は慎み脱帽し 撮影禁止になります。
禊川の前で一礼して進みます。
数メートル歩くと石段を登ったところが奥の院です。
お坊さんから塗香を頂いて両手を清めます。
静かに本殿へ、読経が流れる中お参りさせて頂きます。
回廊を回って裏手に、大師様のお見えになる足元近く…
お線香とお蝋燭を購入して灯します。
一般の方は勿論、巡礼されている方達が般若心経を無心に唱えています。
神仏にすがる?徳を積む…無心の姿がここにはあります。
そこを抜けて回廊を進むとお百度石が有ります。
今までお参りした時には、お百度を踏んでらっしゃる方はお見かけした事が有りませんでした。
ところが今回は、若い僧が草鞋をはいて小さな経典を手にお念仏を唱えながらお百度を踏んでらっしゃいました。
得度した若いお坊さんでも、思うところが有ってお百度を踏んではる事に感動してしまったのです。
信仰すると言う事の深さを改めて思いました…
ただ、私は凡人ですので…信仰心も人並み。
感動だけで…だから私も…とはならないのですが。
帰り道も静かに、拝礼してから禊川を渡って…
この禊川は、夏に水行をされている事があります。
今年、誕生日に沢山のお数珠を頂いたので
私の代わりに禊川のほとりからお数珠に水行をして来ました。
沢山の業を洗い流してくれたと思います。
で…話は、それますが。
禊川の手前に、名前は忘れましたが、小さな祠が有ります。
ここは中に、石が一個入っている鉄格子の物です…
そうです…善人には軽いと感じ、中にある段差を持ちあげて上の段に置けるのです。
昨年までも何とか持ちあげて来ましたが…今年は、ふわっと持ちあがったのです!
善人、悪人より私は運気の有る無し…と思っていましたので、嬉しかった。
俗人…です。
今年も恒例の高野山詣でを無事に済ませて頂きました。
この後は、護摩壇山から熊野のお山を眺め…雉そばを頂き…
この後は、またの機会に…。














































