…

(才加)私は秋葉署の捜査一課係長　秋元才加です
今回のことを捜査していますので
どうぞよろしく

(なみくん)あ…秋元

(才)もちろん秋元康とは関係は一切ありませんので
それでは詳しく聞かせてください

(友慎)全部話せよ

(な)…ゆ…優子
話していいんだよね

(優子)…うん

(ゆいはん)話したらあかんことなん

(優)そういうことじゃないんだけど…

(才)それでは聞かせてください

それから優子は働きはじめたきっかけや店でのこと
そしてなみくんは陽菜のことや襲われた時の状況まで
詳しく話した

(才)そうですか

(ゆ)そんなことがあったんやね

(優)みんな…ごめんなさい

(友)いいんだよ
ギュッ

(優)友慎…

(友)俺が気づかなきゃいけないのに
…ごめん

(優)ううん

(さっしー)優子…

(な)…

(才)実は私たちもあの店をマークしていたんです

(さ)えっ

(玲奈)そうなんですか

(才)以前から
あの店では未成年の子を働かせているんではないかという話が何度もあったんです

(な)それならどうしてすぐに止めなかったんですか

(才)もちろん強制的に止めさせようとしましたが
なぜか捜査や潜入をしても
捜査員は何もつかめなかったんです

(ゆ)どういうことなん

(才)それがはっきりしなかったんです
わかったことは
小嶋陽菜が何か…謎の力を持っているということ
その力が秋元康から教えられたものだということ
それだけです
捜査員たちはそこだけ記憶を失ったり
まったくの別人格になってしまったり…
おそらく小嶋陽菜に何かをされたんだと思われます

(な)秋元康もあんなことができるんですか

なみくんが言った「あんなこと」とは
陽菜のことだった
陽菜が合図をするとなみくんと優子は体が動かなくなったり眠らされたり
客の意識も豹変していた
　　　　　　　　　　　　(No.36•37より)

(才)小嶋陽菜は秋元康の生徒として学んだ一人だったようです

(玲)教え子を利用していたんですね

(才)それだけでなく
優子さん
あなたに何かをした…または何かをしようとしていたようです

(優)あたしに

(才)最近
何か体調に変わったところなどはありませんか

(優)特には…ないです

(才)そうですか
では
まだ何もしていなかったということでしょう

(優)はっ…はい

(友)もし何か変な感じがしたら
すぐに俺たちに話して

なみくん妄想日記No.42